射出圧縮成形および圧縮成形プロセスの 3D 解析シミュレーションを可能にする新しい成形プロセスが導入されました。この新しいシミュレーション機能は、熱可塑性材料およびリアクティブ(熱硬化性)材料どちらでも利用可能です。
旧リリースでは、射出圧縮成形解析は Midplane 解析のみで利用可能でした。
重要: このリリースでは、Midplane 解析で従来使用されていた成形プロセス名を、3D および Midplane 両方で使用できる名前に変更しました。
次の成形プロセスが利用可能となりました:
- 熱可塑性樹脂射出圧縮成形
- Midplane および 3D 解析で利用可能。
- リアクティブ射出圧縮成形
- Midplane および 3D 解析で利用可能。
- 熱可塑性樹脂圧縮成形
- 3D 解析で利用可能。
- リアクティブ圧縮成形
- 3D 解析で利用可能。
3D 射出圧縮成形または圧縮成形解析を設定するには、圧縮成形品モデルに
[圧縮要素(3D)]プロパティを割り当て、
[プロセス設定ウィザード]の
[圧縮設定]ページで適切な設定を指定する必要があります。
注: 圧縮成形解析では、メッシュ モデルに対して、圧縮成形品自体から Z 軸に沿ったオフセット位置に初期計量を設定し、要素プロパティ タイプ Externalinitialcharge を割り当てる必要があります。
標準の流動結果、および XY プロットで表示される既存の射出圧縮成形関連の結果に加えて、3D 射出圧縮成形または圧縮成形プロセス固有の新しい圧縮表面プロパティ結果が生成され、既定で表示されます。[圧縮表面プロパティ]プロットは、それぞれの圧縮成形品表面に関連する[圧縮要素(3D)]プロパティを示します。
もう 1 つの便利な結果は、樹脂充填領域結果です。この結果は、金型を閉じるアクションの影響に伴う、経時的な充填の進行状況を表示できる非常に有効なツールです。