複製

複製は、2 つのサーバ間(通常は、それぞれ物理的な場所が異なる)でデータをコピーするプロセスを指します。この方法を使用すると、Vault 環境内に 2 つの異なる場所を設定できます。これにより、ユーザは、ワイド エリア ネットワーク(WAN)接続を経由しないで済むので、サイズの大きい CAD ファイルでも時間をかけずにダウンロードできます。

これによってユーザはファイルをローカルで作業することができ、別のオフィスからファイルが必要な場合、それを移動することができます。ファイルはオンデマンドで、またはスケジュールに従って転送できます。使用を予定しているファイルの数に対し、すべての場所に十分なスペースがあることを確認します。

接続ワークグループ機能では、Microsoft SQL のパブリッシャー/サブスクライバ テクノロジを利用して、複数のデータベース サーバの使用をサポートしています。このテクノロジにより、複数の場所にある SQL データベースの複製が可能になります。

注: データ複製は、マルチサイト環境でのみ使用できます。バックアップを作成する前にデータを複製しておいてください。

SQL データベースは、マルチサイト環境内の各サイトに存在するファイルとバージョンを追跡します。各サイトを同期することによって、新しいファイルとバージョンをサイト間で共有させることができます。サイトに存在する個々の Vault を複製することも、有効化されているすべての Vault を複製することもできます。また、複製をスケジューリングすることもできます。既定では、Vault が有効にされたときに複製が平日午前 12 時(深夜)に設定されます。