概要 - Electrode

注: Electrode 機能は、ライセンスにより、ご利用いただけない場合があります。

概要

Electro Discharge Machining (EDM)は、従来のツールを使用してカットすることができない金属ワークピースの小さくて複雑なデザインまたは狭いキャビティの作成に使用される加工方法です。

電極は、キャビティ、または、デザインの形状と一致する EDM で使用される専用デザインツールです。通常、良好な導電体である銅、または、グラファイトで構成され、スパークと呼ばれる放電によって、製品からマテリアルを徐々に除去します。電極(高電圧が印加される)と導電性のあるワークピースの間の距離が、ギャップで放電が生じるまで狭くなると、スパークが発生します。こうして発生したスパークは、ワークピースからマテリアルを腐食させる、または「燃焼」させます。

電極の設計、機械加工、および検査

Autodesk Electrode では次のことができます。

製造データはすべて、.trode ファイル形式を使用して、製品間で転送されます。ジオメトリがエクスポートされる際、または PowerMill がジオメトリを使用する際に、素材マテリアルのワイヤーフレーム輪郭を持つ個別の電極のビューを示す、電極の詳細シートが作成されます。電極加工の詳細が表示されます。電極のプロパティを変更すると、シートが自動更新されます。

Electrode は、サードパーティ製の EDM マシンに容易に転送できるように、EDM データ転送ファイルをエクスポートすることもできます。電極とホルダーが放電位置に配置された、モデルの上面ビューを提供する、一般アセンブリ(GA)設定シートも作成されます。バルーンが各電極の EDM のマシン詳細を表示します。設定シート上の値は、一般トレランスへ切上げられます。

カーブ ネットワークの用語

[ワークピース]: 電極の作成対象である CAD モデルによって表現された最終的な製品。

[放電領域]: ワークピースに最も近い電極のパーツ。これらの 2 つのオブジェクト間で発生したスパークによって、ワークピースからマテリアル燃焼させます。

[スパークギャップ]: スパークを生成するために、電極とワークピースの間に必要なギャップ。このギャップは、電極に印加される電圧、およびワークピース マテリアルの熱伝導率によって異なります。

[ブランク]: ユーザー指定または市販のパーツであり、電極はこのパーツから製造されます。

[ベース]: ブランクの上部パーツで形成されます。ベース ホルダーと呼ばれる統合ホルダーが含まれることがあり、または電極と個々のホルダーの間のアタッチメントのポイントになります。

[ホルダー]: 電極ベースを保持します。 - ホルダーは、電極(加工ホルダー)を製造するマシン、または、EDM マシン(EDM ホルダー)に適合させることができます。

[ベクトル放電電極]: Z 軸に位置合わせされていない引出しベクトルを持つ電極。

[側面スパーク電極]: 垂直から 90 度の引き出しベクトルを持つ電極。つまり、電極はワークピースの側面から抽出されています。