成形品インサートに直交異方性材料を選択

材料データを手動で入力する場合は、Moldflow データベースに登録がない材料から作成された成形品インサートを使用してシミュレーションを実行できます。

このオプションは、3D メッシュ タイプでのみ使用できます。

Moldflow データベースに登録がない材料から作成された成形品インサートでシミュレーションを実行するには、次の材料データを入力する必要があります。

直交異方性材料の機械的特性は、主軸に対して相対的に測定されます。E1 は第 1 主方向の弾性率で、Alpha1 は第 1 主方向の熱膨張係数(CTE)です。

材料の機械的特性に加えて、ダイアログ ボックスの下部にある[第 1 主軸]および[第 2 主軸]フィールドに値を入力する必要があります。成形品インサートのすべての要素に対して、モデルのグローバル座標系に主軸(材料の機械的特性の測定に使用)をマッピングします。インサートが平らな長方形である場合は、すべての要素の第 1 主軸および第 2 主軸に同じ値が設定されます。この平面の外側にある成形品インサート要素に対して、グローバル座標系にその座標をマッピングし、この新しい第 1 主軸および第 2 主軸を共有するすべての要素を選択し、ダイアログ ボックスで情報をもう一度入力します。すべての成形品インサート要素がマッピングされるまで、このプロセスを繰り返します。

重要: 上記にリストされた材料データは、特定の第 1 主軸および第 2 主軸で入力されます。成形品インサートのすべての要素に対して、関連する配置情報とともにデータを入力する必要があります。
  1. 同じ第 1 主軸および第 2 主軸を共有するすべてのインサート要素を選択します。平らな長方形のインサートの場合は、すべての要素を選択することになります。
  2. 右クリックしてドロップダウン メニューから特性を選択します。
  3. [このフィーチャーの材料]ウィジェットから[ユーザ定義の直交異方性材料]を選択します。
  4. [選択]をクリックし、ダイアログ ボックスに必要なすべてのデータを入力します。
  5. 特定の第 1 主軸および第 2 主軸のすべてのデータが入力されたら、[OK]をクリックします。
  6. これを異なる第 1 主軸および第 2 主軸を持つすべての成形品インサート要素に対して繰り返します。
  7. すべてのデータが入力されたら、[OK]をクリックして、[成形品インサート(3D)]ダイアログ ボックスを閉じます。