中心線の抽出

手動で冷却管をモデリングする作業は、比較的単純な冷却システムであっても時間がかかります。 中心線抽出ツールが、このプロセスを簡単にしてくれます。

このツールにより、冷却管のビーム要素を生成する手順に向けての最初の手順として、3D CAD ボディとしてインポートされた冷却管から中心線カーブをすばやく抽出することができるようになりました。

関連する 3D CAD ボディに[冷却管(3D)]プロパティを割り当てたら、あと何回かマウスをクリックするだけで、中心線のカーブが抽出されます。

3D CAD ボディの冷却管の直径は、各カーブが生成されるときに、自動的に割り当てられます。

注: 複雑な冷却システムの場合、各カーブを個別にビーム要素に変換してから、次のカーブに進む前に、接続をチェックします。

制限

  • テーパー ボディはサポートされていません。
  • 断面が円形ではない 3D CAD ボディのカーブをビーム要素に変換するには:
    • カーブに[冷却管]プロパティを割り当てます。
    • カーブの直径プロパティを、断面が円形ではないボディの等価面積の値に設定します。
    • 接触表面面積の差を調整する流量係数を適用します。
  • 断面が円形ではない 3D CAD ボディの等価ビーム要素は、成形品または他の金型要素と交差してはなりません。交差している場合、解析は失敗します。 平坦な冷却管も、多くの場合、この理由でサポートされていません。 このようなモデルは、[コンフォーマル冷却]解析として実行することができます。