CAD モデルの自動メッシュ サイズ調整

2017.3 リリースでは、CAD モデルのメッシュ作成が迅速かつ容易になりました。自動メッシュ サイズ調整は、CAD サーフェス用にメッシュ生成ツールに追加された新機能です。この機能は既定で有効に設定されており、モデル寸法と曲率に基づいて、CAD の面上にエッジ長と弦角度を自動で割り当てます。

この機能は、次のメッシュ タイプで利用できます。

自動サイズ調整は、メッシュを以下のように改善します。

長所

  1. 曲率の高い領域でメッシュを円滑化します

    図 1: 一般パラメータ(左) vs 自動サイズ調整(右)

  2. アセンブリ上の接触インタフェースでは、エッジ長はサーフェス メッシュ上で同じになります。
  3. 金型メッシュは、外側面上の大きなメッシュ要素と内側面上の小さな要素でグレーディングされます。

    図 2: 外側と内側の金型面間でのエッジ長の変動

  4. フィレットでは弦角度が定義されず、予想外の高密度メッシュを防止します。

基本的なワークフロー

  1. [レイヤ]ペインで、モデルにメッシュを生成する CAD ボディ レイヤを選択します。表示しているモデル レイヤーのみのメッシュが生成されます。
  2. モデルのメッシュ タイプが Dual Domain に設定されていることを確認します。([メッシュ]タブ > [メッシュ]パネル > [Dual Domain])を選択します。
  3. ([メッシュ]タブ > [メッシュ]パネル > [メッシュの生成])をクリックします。
  4. [CAD]タブをクリックし、[自動サイズ設定を使用]オプションが選択されていることを確認します
  5. [メッシュ生成]をクリックします。Dual Domain メッシュが作成されます。
注: 自動サイズ設定は、既に定義済みのローカル エッジ長と弦角度を上書きしません。
注: スケール係数を使用して、エッジ長を調整できます。
注: