熱電対制御冷却では、金型モデルの冷却管上の熱電対制御冷媒入口ノードを指定することができます。これにより、冷却回路に境界条件を適用して、すべての既存の商用プロセスをシミュレーションすることができるようになりました。
- 基本的なワークフロー
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モデルに冷却回路が含まれている必要があります。
- [冷媒入口/出口] ()をクリックして、
[熱電対制御入口]を選択します。
[熱電対制御冷却入口の設定]ダイアログ ボックスが表示されます。
- ダイアログ ボックスで[新規]をクリックして、入口を指定します。
[熱電対制御冷却入口]ダイアログ ボックスが表示されます。
- このダイアログ ボックスの[熱電対制御冷却制御]タブで、入口、冷媒、バルブ制御方法の名前を指定します。
- [バルブ オン]タブと[バルブ オフ]タブで、冷媒制御方法、流量、冷媒入口温度を指定します。[OK]をクリックします。
- モデル上の熱電対制御冷却入口を作成する場所をクリックします。
熱電対制御冷却入口が作成されます。
- 結果
- 熱電対制御冷却では、次の 3 つの新しい時間に依存する結果を利用できます。
- 熱電対制御冷却回路の圧力
- 熱電対制御冷却回路のレイノルズ数
- 熱電対制御冷却回路の流量
結果のタイミングは、[熱電対制御冷却入口]ダイアログ ボックスの[バルブ オン]タブおよび[バルブ オフ]タブで設定したパラメータに対応するはずです。結果は、バルブのステータスが変化した正確な時間に対応するはずです。
- 長所
- この考え方は、射出成形サイクルの型開過程および充填過程中に、冷媒が冷却管内を流れる量を減らすまたは流れないようにするというものです。これにより、充填過程で金型の温度が高くなります。金型内の成形品が溶融樹脂で満たされると、冷たい冷媒が高い流量で冷却管内を循環します。これにより、冷却過程が加速します。
- 制限
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[熱電対制御冷却入口]オプションを使用するには、次を設定する必要があります。
- 冷却(FEM)を含む解析順序
- [金型温度]オプションを[サイクル内の非定常]または[生産開始からの非定常]に