3D メッシュのレジン トランスファ成形

RTM (レジン トランスファー成形)解析および SRIM (構造反応射出成形)解析では、樹脂は強化プリフォーム(繊維マットともいう)が存在するキャビティを流動するように強制されます。

従来、レジン トランスファ成形は、Midplane メッシュおよび Dual Domain メッシュで利用できました。2017 R2 では、この成形プロセスが 3D メッシュにまで拡張されました。ワークフローは Midplane および Dual Domain の場合とほぼ同じですが、3D RTM では、浸透率を 3 つの異なる方向に指定し、繊維マットには 2 つのオプションがあります。3D 解析には、Midplane メッシュや Dual Domain メッシュと比較して、次のような利点があります。

新規結果

3D RTM に関して、新しいプロットとして追加する必要がある新しい結果が 3 つあります。結果を追加するには、 ([結果]タブ > [プロット]パネル > [新規プロット])をクリックします。新しい計算結果は次のとおりです。

  • マット配向(第 1 主方向)
  • マット配向(第 2 主方向)
  • マット配向(第 3 主方向)

これらの結果は、第 1、第 2、第 3 主方向での方向を表します。これらのプロットを確認して、配向結果が正しいかどうかを判断します。

制限

  • 現在の実装は、巨視的流動解析専用です。個々の繊維内の詳細な流動解析は実行されません。
  • 熱硬化性材料みがサポートされています。
  • 圧縮成形プロセスはサポートされていません。
  • 流動解析のみがサポートされています。