ファイル リファレンスをインスタンス化する

オブジェクトをインスタンス化すると、シーンのデータ量をさらに低減して管理を簡素化できます。たとえば、通りのシーンに多数の街灯が存在する場合、街灯のファイルを一度参照してから名前を変更して街灯をインスタンス化できます。シーンのすべての街灯はオリジナルの街灯ファイルとインスタンス化リレーションシップを持つため、街灯のファイルをアンロードすると、表示されなくなります。

リファレンス ファイル内のオブジェクトをインスタンス化してからリファレンス ファイルを除去すると、親シーンで両方のオブジェクトが除去されます。トランスフォーム(Transform)ノードはインスタンスの親シーンに残ります。このノードは、親シーンでインスタンスに他の変更が適用された場合に残ります。

親シーンにインスタンス化されたオブジェクトが存在する場合は、ノードの名前やリファレンス ファイルの階層を変更しないでください。このような変更を実施するとインスタンスが消失します。したがって、存在しないオブジェクトを検索することになります。Maya のインスタンス化は名前に基づいています。リファレンス ファイルのオブジェクトの名前を変更してオリジナルのオブジェクトが消滅すると、親シーンはこれを発見できなくなります。

注:

プロキシはアクティブ ファイル リファレンスのみをインスタンス化します。ファイル リファレンスをインスタンス化してプロキシを切り替えると、そのインスタンスは表示されません。