他のアプリケーションにオブジェクトを送信する

ファイル(File)メニューの 送信(Send to) コマンドを使用すると、Maya LT と他のアプリケーションの間でデータを交換できます。

他の Autodesk アプリケーションを使用する場合、送信(Send to) コマンドにより、Maya LT とターゲット アプリケーション(Mudbox または Stingray)の間の接続が確立されます。接続が確立されている間、アプリケーション同士はデータを共有します。接続を解除するには、アプリケーションのうちの 1 つでシーンを閉じ、そのアプリケーションの 1 つを終了するか、別の送信(Send to)コマンドを使用して、別のターゲット アプリケーションとデータを交換します。各アプリケーションは一度に 1 つだけの他のアプリケーションに接続できます。Maya LT とターゲット アプリケーション間に接続が確立されていることは、アプリケーション ステータス バーに示されます。

注: 送信(Send to) コマンドは、送信先のアプリケーションが同じリリース バージョンである場合のみ表示されます。たとえば、Maya LT 2016 から MotionBuilder 2015 に ファイルを送信することはできません。

Mudbox に送信(Send to Mudbox)Unity に送信(Send to Unity)Unreal に送信(Send to Unreal)、およびStingray に送信(Send to Stingray)コマンドは、メイン メニュー バーのファイル(File)メニューにあります。ターゲット アプリケーションがシステムにインストールされていない場合、このオプションは使用できません。

注:

システムにターゲット アプリケーションがインストールされているにもかかわらずファイル(File)メニューに表示されない場合は、関連するプラグインをリロードする必要がある可能性があります。「Maya LT プラグインをロード/アンロードする」を参照してください。

オブジェクトを送信する

Maya LT とターゲット アプリケーションが共有するオブジェクトは名前が同じになります。Maya LT でオブジェクトの名前を変更すると、明示的にシーンに追加しない限りシーンを更新してもそのオブジェクトは表示されません。ターゲット アプリケーションで、変更前の名前のオブジェクトが自動的に更新または削除されることはありません。オブジェクトは、FBX 形式で Maya LT からターゲット アプリケーションに送信されます。FBX でサポートされていないアプリケーション機能は、アプリケーション間で転送されることはありません。

ターゲット アプリケーションにカスタム カメラを送信する場合は、このカメラを現在のビューにするか、またはシーン オブジェクトに追加して送信するカメラを選択する必要があります。

テクスチャの場所

送信(Send to)プロセスを使用するファイルに含まれたテクスチャは、特に指定のない限り次の場所に格納されます。

Maya の既定:

3ds Max の既定:

  • C:¥Users¥<ユーザ名>¥Documents¥maya¥projects¥default¥images¥myscene-files¥
  • C:¥Users¥<ユーザ名>¥My Documents¥3dsMax¥sceneassets¥images¥myscene.max-files¥
注: シーン名が指定されていない場合は、「untitled-files」フォルダが生成されます。この「untitled-files」というフォルダは、名前が指定されていないシーンがあるたびに再利用されるため、フォルダの中身が上書きされます。

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