Inventor HSM の 3D 加工法は、ユーザ定義の軸とホルダーを完全サポートします。ホルダーのある工具を使用する場合、加工方法に応じて 5 つの異なる軸とホルダー モードの中からいずれかを選択することができます。衝突処理は工具の軸とホルダー両方に対して実行することができ、個別のクリアランスを指定することができます。
各種オプションで生成したさまざまなツールパスを、次のイメージで示します。
無効
分離
トリム
工具長を検出
このオプションを選択すると、Inventor HSM は、指定されたホルダー クリアランスを使用するパーツがないホルダーを維持するために必要な最短工具長さを自動的に計算します。ツールパスを計算するときに、工具定義の「ボディ長さ」は必要な最短工具長さに更新されます。
[工具長を検出]をホルダー クリアランス距離 5 mm に設定する
ツールパスを[工具長を検出]をアクティブにして生成し、工具が短すぎる場合は、次の警告メッセージがログに出力されます: 警告: ホルダーをパーツと衝突させないために、工具長さが 25 mm から 35.9453 mm に更新されています。
同時に、工具が更新されます。
元の工具
更新された工具
次の例では、単純なツールパスを使用したモデルの違いを示します。
工具長さの検出前
ホルダー クリアランス 5 mm の工具長さの検出後