任意の場所で AutoCAD を使用する

ソフトウェアをインストールせずに、任意のコンピュータで AutoCAD を使用したいと思ったことはありませんか。デザイン レビュー会議や現場で図面を使用したいが、作業用のコンピュータがないということはありませんでしたか。AutoCAD Web アプリを使用すると、いつでも、どこででも、AutoCAD を使用することができます。

AutoCAD Web アプリを使用すると、特定のコンピュータに縛られずにすむようになります。Chrome や Firefox などの Web ブラウザ上でオンラインで実行されるため、ソフトウェアをインストールする必要はありません。そのユーザ インタフェースは、プロパティ パネル、リボン風のツール、およびコマンド ラインを備えた AutoCAD デスクトップのデザインに似ています。



AutoCAD Web アプリを使用して、次のことを行えます。

注: ビデオに音声または字幕はありません。

詳細は、autodesk.co.jp の AutoCAD Web アプリ製品のページを参照してください。

注: 手順、イメージ、ビデオは、お使いのバージョンの製品と若干異なる場合があります。

AutoCAD または AutoCAD LT のサブスクリプションで利用可能

AutoCAD または AutoCAD LT のサブスクリプションをお持ちの場合は、AutoCAD Web アプリを使用して Web ブラウザで図面を作成、編集、および注釈を追加することができます。https://web.autocad.com/ にアクセスし、AutoCAD または AutoCAD LT のサブスクリプションと同じ Autodesk ID でサイン インするだけで利用できます。アプリが提供するすべてのデザイン ツールへのアクセスが自動的に許可されます。

サブスクリプションを持っていない場合や AutoCAD または AutoCAD LT を初めて使用する場合は、無料のアカウントを作成して AutoCAD Web アプリを試すことができますが、機能は表示と計測のみに限られます。

AutoCAD Web およびモバイルから図面にアクセスする

AutoCAD 2019 ベース以降のデスクトップ製品では、AutoCAD Web およびモバイルから図面を開いたり、図面を保存したりする機能がサポートされており、デスクトップ上の AutoCAD での作業から、外部参照を含む AutoCAD Web アプリでの作業に移行することができます。AutoCAD Web およびモバイルに保存することにより、サードパーティのクラウド ストレージ プロバイダを使用せずに、AutoCAD を介して図面ファイルを簡単に共有することができます。



AutoCAD デスクトップのクイック アクセス ツールバーで、次のいずれかの操作を行います。

AutoCAD Web アプリで図面を開いて使用する

  1. Web ブラウザを開き、https://web.autocad.com/ にアクセスします。
  2. AutoCAD または AutoCAD LT のサブスクリプションに関連付けられている Autodesk ID を使用してログインします。

    必要な場合は、社内のメンバーに問い合わせて、Autodesk ID とは何かを調べたり、新しいアカウントを作成したりします。

    要確認: アプリのすべての機能にアクセスするには、アクティブな AutoCAD または AutoCAD LT サブスクリプションが必要です。サブスクリプションの詳細を確認するには、Autodesk Accounts (https://manage.autodesk.com/)にアクセスしてください。
  3. メイン ページで、開きたい図面ファイルを選択します。

  4. ファイルを開いた後、次の操作を実行して図面のビューを操作することができます。
    • ドラッグして現在のビューを画面移動する
    • ホイールをスクロールして拡大ズームまたは縮小ズームする
  5. 左側の[プロパティ]タブをクリックして図面内のオブジェクトを選択し、そのオブジェクトのプロパティを表示および編集します。

  6. [画層]タブをクリックして画層を選択し、その画層を現在に設定します。

  7. リボン上のツールをクリックして、コマンド ライン ウィンドウに表示されるプロンプトに従います。

  8. 必要に応じて、右上の[保存]をクリックして変更内容を保存します。

  9. 上部の[ホーム]をクリックして図面を閉じます。

    変更を保存していない場合は、図面に戻るか、変更を破棄するように求められます。

ファイルを選択してクラウド ストレージ プロバイダにアップロードする

AutoCAD Web およびモバイルに保存された図面ファイルを開く機能に加えて、サードパーティのクラウド ストレージ プロバイダに保存された図面ファイルを、インストールの必要がない AutoCAD Web アプリで直接開くことができます。

次のサードパーティのクラウド ストレージ プロバイダは AutoCAD Web アプリでサポートされているため、既に DWG ファイルをクラウドに保存している場合は、それらに簡単にアクセスして編集することができます。

注: AutoCAD Web アプリで作成してサードパーティのクラウド ストレージ プロバイダに保存した図面には、AutoCAD デスクトップを使用してアクセスすることができます。クラウド ファイルにアクセスするには、Dropbox や OneDrive デスクトップ アプリなどの追加のアプリケーションをインストールする必要があることもあります。インストールが完了すると、ローカル ドライブやネットワーク ドライブ上のファイルと同様に、クラウド ストレージ アカウント内のファイルにアクセスすることができます。AutoCAD 2020 ベースのデスクトップ製品を持っている場合は、新しく統合されたサードパーティのクラウド ストレージ ツールを使用することができます。

AutoCAD Web アプリにクラウド ストレージ プロバイダを追加する

  1. AutoCAD Web アプリにサイン インします。
  2. メイン ページで、[ストレージ プロバイダを追加]をクリックします。

  3. サポートされているソースのリストから、目的のクラウド ストレージ プロバイダの横の[追加]をクリックします。
  4. 画面に表示されるメッセージに従い、アカウントの認証情報を使用してサインインします。

注: クラウド ストレージ プロバイダから切断するには、左側でクラウド ストレージ プロバイダを選択します。次に、右側で[アカウントを編集]ボタンをクリックして[切断]をクリックします。