概要 - 断面オブジェクト

修正や移動が可能な断面平面を作成し、必要な断面ビューを得ることができます。

「断面オブジェクト」は、ソリッド、サーフェス、メッシュ、またはリージョンを通過する切断平面として動作します。「ライブ断面」がオンのときに、3D モデルを通過するように断面オブジェクトを移動します。3D オブジェクトの内部の詳細が、切断平面に沿って、リアルタイムに表示されます。断面オブジェクトによって 3D オブジェクト自体は変更されません。

断面インジケータを使用して断面を設定する

断面オブジェクトには、切断平面として動作する透明な断面インジケータがあります。この平面を 3D ソリッド、3D サーフェス、またはリージョンから構成される 3D モデルを通過するように移動して、さまざまな断面ビューを得ることができます。

断面線にプロパティを格納する

断面平面には、断面オブジェクトのプロパティが格納される「断面線」が含まれています。複数の断面オブジェクトを作成して、異なるプロパティを格納できます。たとえば、ある断面オブジェクトには、断面平面との交差領域にハッチング パターンを表示できます。別の断面オブジェクトには、交差領域の境界を特定の線種で表示できます。

ライブ断面を使用してモデルを分析する

ライブ断面を使用すると、断面平面を移動したり調整することで、3D オブジェクトの内部の詳細をダイナミックに分析できます。断面インジケータの表示されている側にあるモデルの一部を非表示にするか(切断するか)どうかを指定できます。

断面イメージを保存、共有する

断面ビューを作成した後は、3D モデルから正確な 2D ブロックまたは 3D ブロックを生成できます。 これらのブロックを分析したり、すき間や干渉状態をチェックすることができます。また、ブロックに寸法を記入したり、ドキュメントやプレゼンテーション図面でブロックをワイヤフレーム図またはレンダリング図として使用することもできます。

断面オブジェクトのプロパティ

断面オブジェクトのプロパティの変更方法は、その他のオブジェクトのプロパティの変更方法と同じです。断面オブジェクトごとに、名前、画層、線種を変更できます。断面インジケータ(切断平面)の色や透過性を変更することもできます。