3ds Max 2019 の新機能

ドキュメントを読み進める際には、新しい機能を示す アイコンと、既存の機能への変更を示す アイコンに注目してください。 新規または変更された機能に関する情報を検索することもできます。プログラムの新しい機能を説明するトピックについては、「新機能」で検索してください。既存の機能の変更については、「変更された機能」で検索してください。

ハイライト
高度な木目マップ:
  • 高度な木目は新しい手続き型マップです。
  • 木目テクスチャを生成するための、高度なカスタマイズが可能な方法です。
  • カエデ材、サクラ材、オーク材のプリセットが含まれています。
  • フィジカル マテリアルと緊密に連携するように設計されていて、粗さやバンプなどのマテリアル内で直接使用できる出力を生成します。
  • Arnold レンダラーおよびスキャンライン レンダラーで使用できます。
OSL マップおよび Open Shading Language:
  • Open Shading Language (OSL)マップというさまざまなプリセット マップが含まれている新しい OSL マップ カテゴリを使用するか、または独自の OSL マップを開発することにより、3ds Max で OSL を利用できるようになりました。
  • 独自のシェーダを記述できます。
  • 既存の OSL シェーダをダウンロードして、使用できます。
  • ActiveShade に UI と作成されたマップの両方のダイナミック更新を表示できます。
シェイプのブール演算:
  • シェイプのブール演算では、ブール演算を使用してスプラインを新しいシェイプに結合できます。
  • 3D ブール演算の UI と似ています。
  • 作成された頂点に対して動的な面取り/フィレットを行います。
  • 閉じたシェイプと開いたシェイプで機能します。
  • 平面図、モーション グラフィックス、および開始プリミティブとしてスプラインを使用するすべてのオブジェクト/ワークフローを作成する場合に便利です。
共有ビュー:
  • 共有ビューでは、任意のユーザとモデルをオンラインで共有し、フィードバックを受け取ることができます。
  • モデル全体または選択範囲を 3ds Max から直接パブリッシュできます。
  • デザインをブラウザに簡単に表示して、共有することができます。
  • コラボレータは URL を使用できます。ソフトウェアのインストールは不要です。
  • 自分にとって重要なものを特定できます。
  • スクリーンショットをキャプチャして、電子メールやプレゼンテーションで使用できます。
  • 3ds Max から直接、または Web ブラウザを介してコラボレーション フィードバックにアクセスできます。
3ds Max Interactive:
  • 新しいレベル ビューポート VR を使用して VR を編集できるようになりました。これにより、VR ヘッドセットを使用して、自分のレベルをバーチャル リアリティ内で開始および編集することができます。
  • スマート配置ツールを使用すると、レベル ビューポートで作業するときや、VR でシーンを編集するときに、新しい直感的な方法でオブジェクトを正確に配置することができます。
  • ライブ変換トラッキング モードは、3ds Max と 3ds Max Interactive 間で変換コントロールを同期します。
  • 3ds Max のフォトメトリック ライト が 3ds Max Interactive に物理ライトとして読み込まれるようになりました。関連付けられたすべての IES ファイルも読み込まれます。
  • 新しい、柔軟性の高い VR デスクトップ テンプレートを Oculus または HTC Vive システムで使用できます。

機能強化点および変更点

Alembic ファイルの読み込みと書き出し Alembic ファイルに対する改善点には、静止ジオメトリまたはアニメートされたジオメトリの読み込みや書き出しを行うときに 3ds Max と他の DCC ツール間でさまざまなチャネル データを保持する機能、バージョン 1.5.5 のサポート、エラーの修正、レイヤ名、マテリアル名、オブジェクトのプロパティ、頂点カラー、および速度データのサポートが含まれます。
押し出しおよびベベルの機能強化 エッジを共有している複数のフェースの角度が異なる場合に、ポリゴン(ポリゴンメッシュ)の押し出しおよびベベルを行うと、選択したフェースの法線が反映されるようになりました。また、押し出しの角度がパラメータで表されて、新しい動作と従来の動作との間で調整できるようになりました。
[レンダリング可能なスプライン モディファイヤ](Renderable Spline Modifier) [レンダリング可能なスプライン モディファイヤ](Renderable Spline Modifier)で、閉じたスプライン上のベジェ ハンドルを調整した後に最初の頂点と最後の頂点の間に作成されるツイストを修正し、キャップ(四角形キャップ、セグメント数、キャップの丸めなど)をコントロールできるようになりました。
プロジェクト フォルダ 最近使用したプロジェクトに基づいて新しいプロジェクト フォルダを作成したり、既定の構造を使用して標準のプロジェクト フォルダを作成したり、既存の構造または階層のない空のプロジェクトを作成したりできるようになりました。また、現在のプロジェクト フォルダが[プロジェクト](Project)サブメニューに表示されるようになり、[ユーザ パスの設定](Configure User Paths)ダイアログ ボックスでアクティブなプロジェクト フォルダを設定できなくなりました。
ソフトウェアのセキュリティ 実行可能コードおよび MAXScript ファイルがデジタル署名付きとなったため、ソフトウェアのセキュリティが向上します。さらに、オートデスクのベスト プラクティスおよび署名付きスクリプトの検証に従って、ソフトウェアのセキュリティを高めることができます。

2018.4 Update の新機能

3ds Max Interactive の更新 3ds Max Interactive 更新の内容は、次のとおりです。物理学に基づいたライトで、リアルワールドのライトのデータが使用されます。クリア コートによってエネルギーが節約されることがなくなります。既定のトーン マッピングを無効にし、プラグインによってトーン マッピングを拡張する、新しいシェーディング環境プロパティが追加されました。使用頻度の高いアセットまたはフォルダがアセット ブラウザにお気に入りとして追加されました。フレーム キャプチャ ツールで PNG 形式などがサポートされます。配置ツールで自己解凍式 zip ファイルにプロジェクトをバインドできます。プロジェクトの Lua コードを Visual Studio Code エディタからデバッグできます。
液体シミュレーションの更新 液体シミュレーションの更新には、新しい[液体パラメータ](Liquid Parameters)プリセット、特定のフレームに関する既存シミュレーションの状態に基づいて新しいシミュレーションを開始するための[初期状態](Initial State)機能、指定したフレームの後のすべてのシミュレーション ファイルを削除してシミュレーションを切り捨てる機能、およびソルバのコンテキスト メニューから液体または泡の .prt ファイルを直接書き出す機能が含まれています。
3ds Max Batch の更新 3ds Max Batch は、スタンドアロンの実行可能ファイルになりました。コマンド ラインから実行中のスクリプトに文字列および数値データを渡す機能、構成可能な詳細レベル、コンソールおよびログ ファイルへのエラーの記録、バッチ スクリプトを使用してシーン ファイルをロードする機能、および追加の MAXScript コマンドを使用してカスタムの終了コードを指定し、カスタム メッセージをログ ファイルに送信する機能が更新されています。
シーン コンバータの更新 シーン コンバータで、シーン内に見つからない古いアセットを簡単に削除して、依存関係を表示できるようになりました。新しいオプションは MAXScript でも使用できます。