Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 3 Readme
Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 3
お客様にさらに高品質な製品をお使いいただくために、Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 3 をリリースしました。Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 3 には Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 1A および Service Pack 2 のすべての更新内容が含まれているため、Service Pack 1A および 2 をインストールする必要はありません。 この Service Pack には、Autodesk Civil 3D 2007 ネットワーク管理イメージ ユーティリティも含まれています。
さらに、Service Pack 3 には、AutoCAD 2007 Service Pack 1、および Autodesk Map 2007 Service Pack 1、2、3 で対応されている問題の修正もすべて含まれています。
重要: この Service Pack の適用対象は、すべてのバージョンの Autodesk® Civil 3D® 2007 です(すでに Service Pack 2 および 1A がインストールされている場合も含む)。
重要: Civil 3D 2007 Service Pack 3 対応の Autodesk Civil 3D 2007 Google Earth Publisher の最新バージョンが近日中にリリースされる予定です。旧バージョンの Autodesk®Civil 3D® 2007 Google Earth™ Publisher をインストール済みの場合は、Service Pack 3 を適用した Civil 3D を起動する前にその旧バージョンをアンインストールしてください。
この Readme には、Service Pack のインストールと使用に関する最新情報が記載されています。 Service Pack をご使用の製品にインストールする前に、この Readme 全体を必ずお読みください。 また、この Readme は参照用としてハード ディスクに保存するか印刷しておいてください。
この Readme には、次のトピックが含まれています。
Autodesk Civil 3D 2007 の既知の問題
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COM Interop のバージョンの数値が増えることが確認されています。 この問題により、旧バージョンの Autodesk Civil 3D 2007 COM ライブラリを使って開発されたサード パーティ製のアプリケーションが Autodesk Civil 3D 2007 SP3 で動作しない場合があります。 この問題を回避するには、該当するサード パーティ製アプリケーションを再コンパイルして、新しい Autodesk Civil 3D 2007 SP3 COM ライブラリが参照されるようにしてください。
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ローカライズ版(非英語版)の Civil 3D で、同梱の(英語版) NCS (National CAD Standards)テンプレートを使用してパイプ ネットワークを作成すると、パイプ ルールが正しく適用されません。 ローカライズ版の Civil 3D を使用する際に別の言語で作成されたパイプ ルールがある場合は、そのパイプ ルールを削除してください。 たとえば、ローカライズ版の Civil 3D と同梱の英語版テンプレートを使用して図面を作成するときは、ローカライズ言語で作成されたルールを追加するために、英語版の既存のルールを削除する必要があります。 この問題は、英語版の NCS テンプレートを使用する場合だけでなく、テンプレートが特定の言語で作成されており、図面を開く際の言語がそれとは異なる場合にも発生します。
注: 既定値のパイプ ルール セットには、土被りと勾配ルール、パイプの長さルールの 2 つが必須です。 また、既定値の構造物ルール セットには、最大パイプ サイズ チェック ルールと構造物を横切るパイプの標高差ルールの 2 つが必須です。
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異なる言語間で図面をやりとりするときに、プロパティ フィールド名が翻訳されていないラベル スタイルの式の名前で問題が発生します。 この問題を回避するには、問題の原因である式を削除するか、式を編集し、既存のプロパティ フィールド名をローカル言語の名前に変更します。
- 動的なコリドー サーフェスをその基礎である地形サーフェスに貼り付けると、Autodesk Civil 3D が反応しなくなるか異常終了します。
この問題を回避するには、地形サーフェスのコピーを作成し、そのコピーにコリドー サーフェスを貼り付けます。 または、アタッチ解除された(静的な)コリドー サーフェスを元の地形サーフェスに貼り付けます。
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[測量]メニューから[ユーザ設定を編集]を選択し、[測量ユーザ設定]ダイアログ ボックス > [既定値を読み込み] > [対話形式のグラフィックスを表示]を[はい]に設定した状態で、パノラマ ビューまたはリスト ビューで図形を編集するときに問題が発生します。 この問題を回避するには、[対話形式のグラフィックスを表示]を[いいえ]に設定するか、あるいはパノラマ ビューまたはリスト ビューで図形を選択し、マウスの左ボタンを押しながらカーソルを図形の名前の右側に動かして、円に十字の形状が表示されたら ボタンを離し名前を編集します。
Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 3 で解決された問題
この Service Pack により、次の問題が解決されています。
一般
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[AutoCAD に書き出し]コマンドを使用するとプログラムが反応しなくなる問題が解決されました。
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[監査]コマンドを使用してエラーを修正する際の問題が解決されました。
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旧バージョンの Autodesk Civil 3D で保存された .xml ファイルを読み込むために、[ファイル]メニューから[読み込み] > [LandXML ファイルを読み込み]コマンドを使用したときに、正常に動作するようになりました。 これまでは、図面に表示されている線形データが、[プロスペクター]の[サイト]フォルダには表示されませんでした。
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[Land Desktop ポイントを変換]コマンドを使用するとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
データ ショートカット
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参照の自動同期化: Autodesk Civil 3D で図面を開くとき、Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 3 のインストール後に作成された参照は自動的にソース図面と同期化されます。 [データ ショートカット]ビスタでショートカット XML ファイルを再ロードする必要はありません。
- 壊れたショートカットの修正: [データ ショートカット]ビスタに、[ソースの図面]という新しい列が追加されました。 この列は、壊れたショートカットを修正するためにソース図面の場所を参照するときに利用します。 目的の行のセルをクリックすると、[ファイルを選択]ダイアログ ボックスが表示され、ソース図面の場所を指定することができます。 [ファイルを選択]ダイアログ ボックスで図面を選択してから[開く]ボタンをクリックすると、ショートカットの XML ファイル名が更新されます。
線形
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固定曲線から離れた片側固定曲線を作成して端点のオブジェクト スナップを有効にした場合にプログラムが異常終了する問題が解決されました。
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接線間の角度が 180 度以上の曲線部分を持つポリラインから作成した線形が正しく表示されるようになりました。
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固定曲線線形の始点に追加された片側固定曲線線形サブエンティティを削除したときに、残りの線形ジオメトリが正しく処理されるようになりました。 これまでは、片側固定曲線を削除すると、残りの線形ジオメトリのすべての線形測点が削除されていました。
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多数の線形が含まれている図面内でカーソルを移動しても、プログラムが異常終了しなくなりました。
プロジェクト管理
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Vault 内の名前またはパスを変更するとリンクが壊れる問題が解決されました。 Vault 内のソース オブジェクト ファイルの名前を変更すると、参照図面は名前変更ウィザードによって修復されます。
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共有 Civil オブジェクト間で発生し得る名前の衝突に関する問題が解決されました。 これまでは、Vault Explorer を使用してソース図面をプロジェクトから削除しても、[プロスペクター]には共有 Civil オブジェクトが表示されていました。 その結果、新しい共有 Civil オブジェクトの名前が削除された共有オブジェクトの名前と同じ場合に、新しいオブジェクトをプロジェクトに追加することができませんでした。
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複数のサーフェスを含む(Vault)プロジェクトからサーフェス参照を作成する際の時間が大幅に短縮されました。
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プロジェクト図面を Vault にチェックインする際の問題が解決されました。 これまでは、Vault からチェックアウトされた図面がプロジェクトと同期しなくなり、チェックインできない場合がありました。
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ファイルを保存して再度開いたときに、パイプ ネットワーク参照に対するスタイル設定変更が無効になる問題が解決されました。
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同じ名前を持つ複数のオブジェクトを Vault にチェックインしようとすると、それらのオブジェクトのソースが異なる場合でも、警告メッセージが表示されます。
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Vault でのチェックアウトに関する問題が解決されました。 参照図面をチェックアウトするときに、チェックアウト済みのソース図面が上書きされなくなりました。
横断/横断ビュー
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既存の横断ビューに新しい帯を読み込んだときに、[横断1]と[横断2]の列に既定値の横断が表示されます。 または希望の横断を選択して設定することもできます。 これまでは、既存の横断ビューに帯を読み込むと、[横断1]と[横断2]の列には[横断が見つかりません]と表示されていました。
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複数のサーフェスを含む横断ビュー帯で 2 次的なサーフェスを選択できるようになり、正しい内容が表示されるようになりました。 これまでは、帯が参照するのは EG サーフェスのみでした。
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線形と直交していない横断抽出ラインで、線形との交点の測点を抽出できるようになりました。 これまで、横断抽出ラインで抽出されるのは、横断抽出ラインの最初の頂点から線形に垂線を落とした際の測点でした。
コリドー
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アタッチ解除されたサーフェスを新規作成した後、[横断抽出ライン グループを作成]ダイアログ ボックスにそのサーフェスが正しく表示されるようになりました。
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[コリドー プロパティ]ダイアログ ボックスの[サーフェス]タブでサーフェス名の横のチェック ボックスをオフにするとプログラムが異常終了する問題が解決されました。 [ツールスペース]の[プロスペクター]タブの[サーフェス]コレクションに動的サーフェスを追加する場合はサーフェス名の横のチェック ボックスをオンに、追加しない場合はオフにします。
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アタッチ解除されたサーフェスを新規作成した後にコリドー サーフェス オブジェクトを削除しても、アタッチ解除されたサーフェスは削除されなくなりました。
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[コリドー横断を表示/編集ツール]ダイアログ ボックスで、[法面展開リンク]の値を[法面展開リンクを含む]に変更するとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
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横断で参照されているコリドー サーフェスを削除すると、そのコリドー サーフェスが横断ビューに表示されなくなる問題が解決されました。
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アセンブリ オフセットを作成したときに、正しい結果が表示されるようになりました。 これまでは、ブレーキ測点の値ではなく未処理の測点の値が使用されていました。
グレーディング
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グレーディング計画線を移動してサーフェスから離した後、(手動で、または UNDO[元に戻す]コマンドを使用して)元の場所に戻したときに、プログラムが異常終了しなくなりました。
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選択したグレーディング オブジェクト上で[サイトに移動]コマンドを使用し、[サイトに移動]ダイアログ ボックスの[グレーディング]チェック ボックスをオフにするとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
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計画線を描くときに[サーフェスからの標高]オプションを使用した場合、図面内にサーフェスがないとプログラムが反応しなくなる問題が解決されました。
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グレーディングの中詰めを消去できない問題が解決されました。
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[ステップ オフセット]計画線コマンドを使用してステップ オフセットを作成するとプログラムが反応しなくなる問題が解決されました。
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グレーディング オブジェクトを基にしてアタッチ解除されたサーフェスを作成する際のパフォーマンスが向上しました。
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小段処理されたグレーディング オブジェクトから作成したサーフェスを正しく三角形分割できるようになりました。 これまでは、こうしたサーフェス内の一部のブレークラインがなくなってしまうために、作成されたサーフェスが適切に三角形分割されない場合がありました。
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閉じた計画線の標高を変更する際に[標高エディタ]の[段階的に低くする]を使用しても、プログラムが異常終了しなくなりました。
情報
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2 つのサーフェス間の標高差を調べるために情報ツールを使用した場合に、情報が正しく表示されるようになりました。 これまでは、測点とオフセットに関する情報しか表示されませんでした。
パイプ
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Autodesk Civil 3D を終了する際、ネットワーク パーツ リストからパーツを削除した後のエラー メッセージが表示されなくなりました。
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パイプ ネットワークのパーツが未定義の場合に、パイプ ネットワークによる検証が行われなくなりました。 これまでは、未定義のパーツを挿入しようとするとプログラムが異常終了していました。
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パイプ ネットワークのグループを書き出すときに、名前が重複するパーツを含むネットワークがあると、グループ全体を書き出しできなくなる問題が解決されました。 書き出しができないネットワークは、無効な名前が含まれるネットワークのみとなりました。
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パイプおよび構造物名のテンプレートを変更して、既存のパーツと同じ名前のパーツを追加できるようになりました。
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縦断が編集されると、構造物のリムのプロパティが適切に更新されます。
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[プロスペクター]タブでパイプ ネットワークを削除すると、パーツ コネクタ オブジェクトが削除されるようになりました。
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2 回以上続けて[構造物プロパティ]ダイアログ ボックスをキャンセルするとルールが重複して作成される問題が解決されました。
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[排水溜めを次で制御]プロパティが参照されずに排水溜めの深さおよび排水溜めの標高が計算されてしまう問題が解決されました。 排水溜めの深さは、排水溜めを標高で制御するように指定して、標高の値を設定した場合にのみ計算されます。 反対に、排水溜めの標高は、排水溜めを深さで制御するように指定して、深さの値を設定した場合にのみ計算されます。
- 排水溜めの標高と排水溜めの深さの値は、ます構造物のサイズが変更されたときに正確に計算されるようになりました。
ポイント
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ポイントに番号を再割り当てする際の問題が解決されました。 これまでは、[プロスペクター]タブでポイント番号を編集した後にポイント番号が重複する問題が発生していました。
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複数のポイントのラベル スタイルを変更しても、プログラムが異常終了しなくなりました。
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複数のポイントを、削除するか新しい図面にコピーするとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
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複数のポイントを読み込んでポイント番号の重複を解決した後に、ポイント番号オフセットが正しく適用されるようになりました。
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[パノラマ]ウィンドウのリストで複数の注釈キーを開いて編集するとリストの表示が途切れてしまう問題が解決されました。
区画
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結合された区画の外側へのオフセットに関する問題が解決されました。
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サイトを含むブロックを分解したときに、[プロスペクター]に新しいサイトが正しく追加されるようになりました。 分解されたブロック内の線形、区画、または区画線は、適切なサイトに表示されます。
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区画結合の一部である区画が含まれる図面に、これらの区画の名前が複数表示されることがあります。 AUDIT[監査]コマンドを使用してこの状態を修正し、重複した区画を削除できます。
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区画サイズが最小間口によって制約されている場合に、[残面積を再配分]の設定が正しく適用されるようになりました。
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[区画レイアウト ツール]ツールバー > [スイング ライン - 作成]コマンドを使用したときに、正常に実行されるようになりました。 これまでは、新しくアタッチされた区画線の始点と終点が別の区画線上にある場合にこのコマンドを使用すると、有効な解決策がある場合でも「予期しないエラーです。 区画線は調整できませんでした。」というエラー メッセージが表示されていました。
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[区画レイアウト ツール]ツールバー > [スライド角度 - 作成]コマンドで[残面積から区画を作成]オプションを使用したときに、正常に実行されるようになりました。 これまでは、このコマンドで新しくアタッチされた区画線が作成され、区画線の終点を定義する線分とその区画線が重なっていた場合、プログラムが反応しなくなったり、最後尾の区画について不正確な面積データがレポートされたりすることがありました。
縦断/縦断ビュー
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半径と円曲線の水平ジオメトリ帯に正しい情報が表示されるようになりました。
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縦断ビューに右から左へ描画された縦断がある場合に、[垂直グリッドをクリップ]オプションで発生する問題が解決されました。
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垂直ジオメトリ帯に正しい曲率データが表示されるようになりました。
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グリップを使用して縦断を変更するとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
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通過点を使用して放物線状の縦断曲線を作成できるようになりました。
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縦断ビュー画層をフリーズすると、縦断ビューと縦断の両方が非表示となるよう修正されました。
サーフェス
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新しいサーフェスにポリラインを読み込むとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
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等高線データをサーフェスに追加するとき、および大きなサーフェスを含む図面で作業するときのパフォーマンスが向上しました。
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TIN 土量サーフェスを新規作成する場合、EG サーフェスを最初に選択すると、TIN 土量サーフェスは設計サーフェスの両端でトリムされます。
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サーフェスで UNDO[元に戻す]を複数回実行するとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
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等高線ラベルの線が多数含まれる図面で REGENALL[全再作図]コマンドを実行するときの処理速度が向上しました。
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サーフェスに等高線データを追加するとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
測量
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測量プロジェクトを開いた状態で[測量データを参照]コマンドを実行したときに、正しい結果が表示されるようになりました。 プロジェクトが開かれていない場合はメッセージが表示され、コマンドはキャンセルされます。
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[測量コマンド]ウィンドウで交点コマンドを使用する場合、交点を表示するために[対話形式のグラフィックス]の設定を有効にする必要があります。 [対話形式のグラフィックス]が有効になっていないと、交点は[バッチ ファイル] > [実行]コマンドを使用したときにのみ表示されます。 バッチ ファイルを実行して新しいポイントが作成される場合は、選択項目を保存するメッセージが表示され、ポイント作成についてのオプションを指定できます。
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[測量ユーザ設定]ダイアログ ボックスで、機器データベースおよび図形データベースのパス参照用のアイコンをクリックすると、既定値のパスが参照されるようになりました。
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フィールド ブック ファイルの観測データの平均を求める際に、正確な座標が計算されるようになりました。
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測量 LandXML ファイルを書き出してから読み込むと図形が歪んで表示される問題が解決されました。
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[図形を更新]コマンドを実行したときに、オフセットされた曲線図が正しく更新されるようになりました。
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[3 点曲線]コマンドを使用して作成した図形上で[インバースを表示]コマンドを実行したときに、正確なポイント参照が表示されるようになりました。
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[図形のマップチェック]コマンドを使用するとプログラムが反応しなくなる問題が解決されました。
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方向のみのトラバースについて測量解析を実行できるようになりました。
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[バッチ ファイル] > [実行]コマンドを使用して、[測量コマンドウィンドウ]からバッチ ファイルを実行したときに、[ツールスペース]の[測量]タブの[設定]フォルダに正しい結果が表示されるようになりました。 本来はそれぞれの方向に対応する[設定]があるべきところ、すべての方位の方向を含む 1 つの[設定]しかありませんでした。
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測量データベースを開いた状態で Vault からログアウトしても、プログラムが異常終了しなくなりました。
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フィールド ブックを読み込んだり、交点コマンドが含まれているバッチ ファイルを実行したりしたときにプログラムが異常終了する問題が解決されました。
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フィールド ブック ファイルとカスタマイズされた図接頭語データベースを読み込むときに、正常に動作するようになりました。
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オブジェクトから作成された図形について、正確な標高が得られるようになりました。
この Service Pack では、次の AutoCAD の問題も解決されています。
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Autodesk Civil 3D のインストール パスに 2 バイトの文字を使用できるようになりました。 これまでは、サブアセンブリまたはパイプ ルールを作成しようとするとエラー メッセージが表示されました。
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ラスター ファイル形式(特にモノクロの CALS ファイルまたは TIFF ファイル)に出力する際のパフォーマンスが改善されました。
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図面を再作図したり、特定の種類の文字が含まれる図面のレイアウトを切り替えたりするとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 2 で解決された問題
この Service Pack により、次の問題が解決されています。
一般
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Autodesk Civil 3D を終了する際、オブジェクト プロパティ マネージャを使用した後のエラー メッセージが表示されなくなりました。
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標高ポイントを削除または挿入した後に[元に戻す]コマンドを使用するとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
線形
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曲線半径がゼロに設定された緩和曲線-曲線-緩和曲線を含む Autodesk Civil 3D 2006 の図面を Autodesk Civil 3D 2007 へマイグレートできるようになりました。また、緩和曲線-曲線-緩和曲線が正しく表示されるようになりました。
- 線形上のブレーキ測点に関する問題が修正され、ブレーキ測点のラベルが正しく表示されるようになりました。
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標準法面展開サブアセンブリを使用して、水平勾配制限が設定されたコリドー モデルを作成できます。水平リンクにはマテリアルの厚さが適用されます。 これまでは、マテリアルの厚さは水平リンクに適用されませんでした。
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書き出したコリドー サーフェスのスタイルを変更しても、プログラムが異常終了しなくなりました。
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横断勾配摺り付け限界測点でコリドー横断を指定した場合([アセンブリに適用する間隔]ダイアログ ボックス)、横断が追加されるようになりました。
グレーディング
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ポイントおよび標高が標高エディタで正しく表示されるようになりました。
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ポリラインから作成された計画線で[間引き]コマンドを使用するときのパフォーマンスが向上しました。
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計画線で[フィレット]コマンドを使用するとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
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[曲線にフィット]コマンドを使用するときのパフォーマンスが向上しました。
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複数の図面で計画線に関するコマンドを使用する際に発生していた問題が解決されました。
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3D 距離の間引き係数を使用して[間引き]コマンドを実行したとき、適切なポイントが削除されるようになりました。 これまでは、必ずしも間引き係数を満たすポイントが削除されるわけではなく、その他のすべてのポイントが削除されていました。
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グレーディング オブジェクトをサイトに移動した後で[元に戻す]コマンドを使用するとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
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勾配パターンの最大範囲が正しく表示されるようになりました。 これまでは、勾配パターンが最大範囲を超えている場合でも表示されていました。
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計画線に IP を追加したときに標高ポイントの z の値が認識されるようになりました。
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新しい計画線上に標高差を入力すると[計画線を作成]コマンドが終了する問題が解決されました。
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ターゲットとしてサーフェスと標高または距離が混在する場合に、ターゲット間のグレーディングの摺り付けを作成しても、プログラムが異常終了しなくなりました。ただし、このような条件の解決法は見つかっていないため、この操作を行ってもグレーディング オブジェクトは作成されません。
ラベル
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区画のラベル スタイルにユーザ定義の式が含まれている場合にスライド ベアリングで区画を作成するコマンドを使用しても、プログラムが異常終了しなくなりました。
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新しい線分を挿入したときに、区画のテーブルに重複した項目が作成されなくなりました。
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区画ラベルが正しく削除されない問題が解決されました。 複数の区画ラベルで[削除]コマンドを使用するとプログラムが異常終了する問題が解決されました。 [削除]コマンドを実行してから図面を保存したときに、ラベルは再表示されません。
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一般線ラベル スタイルに方向矢印コンポーネント タイプが追加されました。
LandXML
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[LandXML を書き出し]コマンドの使用後に図面を閉じたとき、エラー メッセージが表示されなくなりました。
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[LandXML を書き出し]コマンドを使用して複数のコリドー モデルを書き出すとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
区画
パイプ
ポイント
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ポイント パノラマ ビューからポイント ラベル スタイルを編集する際の問題が解決されました。
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あるビューポートでフリーズされている画層上にポイントがある場合に、そのビューポートでポイントが選択されないようになりました。
縦断
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半径と円曲線の水平ジオメトリ帯に正しい情報が表示されるようになりました。
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縦断ビューのパイプ ネットワーク帯のノードが、最初に開いた図面に表示されるようになりました。 これまでは、新規セッションで最初に開いた図面にノードが表示されず、図面を一度閉じてから再度開く必要がありました。
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縦断ビューからサブ図形を削除した後に[元に戻す]コマンドまたは[やり直し]コマンドを実行しても、プログラムが異常終了しなくなりました。
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複数のレイアウト プロファイルで測点編集を実行したときにエラー メッセージが表示されなくなりました。
プロジェクト管理
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[Civil 3D 2007 以前のプロジェクトをマイグレート]コマンドを使用して、プロジェクトに適切なフォルダ構造を作成できるようになりました。
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Vault で、複数のオブジェクト タイプで重複する名前を使用できるようになりました。 これまでは、重複する名前が存在すると、その名前が付いたオブジェクトはプロジェクトにチェック インすることができませんでした。
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マスター オブジェクト上にラベルを持つ参照を作成した後で Vault にオブジェクトをチェック インするとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
プロスペクター
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[プロスペクター]に項目のプレビューが表示されているときに図面を閉じるとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
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UCS を設定した後で[ズーム]コマンドを実行した場合、正確な位置にズームできるようになりました。
サーフェス
測量
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フィールド ブック ファイル読み込み時の処理速度が向上しました。
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[フォルダを参照]ダイアログ ボックスで機器データベースのパスを指定するとプログラムが異常終了する問題が解決され、正しい内容が表示されるようになりました。
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MCS の測量図コマンドは、他の曲線コマンドの実行中でも、複数ポイントからなる曲線を最初のポイント番号から開始し正確に終了できるようになりました。
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ユーザが書き出しアクセス権を持たないネットワーク アドレスにフィールド ブック ファイルを書き出そうとした場合、ファイルが開けないことを示すエラー メッセージが表示されるようになりました。 プログラムは異常終了しなくなりました。
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制御点、制御点以外の点、方向に対して[プロパティを表示]コマンドを実行すると、アイテム リスト ビューにそれぞれのプロパティが表示されるようになりました。
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測量ポイントを図面に挿入した後で、ポイントまたはポイント グループに対し[プロスペクター]ツリーのショートカット メニューで[ズーム]コマンドを実行したとき、正しく表示されるようになりました。
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多角測量エディタを閉じるとプログラムが異常終了する問題が解決されました。
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[多角測量解析]コマンドを実行したときに、開始測点と終了測点の方向の角度誤差が正しく表示されるようになりました。
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[測量]コレクションのショートカット メニューから[ズーム]または[画面移動]コマンドを実行したときに、正常に機能するようになりました。
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[観測を参照]コマンドを実行したとき、正常に機能するようになりました。
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[測量ユーザ設定]の[対話形式のグラフィックス]の値を変更しても、パノラマ ビューが閉じなくなりました。
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[機器データベース]アイテム ビュー リストで機器の項目を右クリックして[最新の情報に更新]を選択したときに、アイテム ビューが閉じなくなりました。
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制御点の緯度と経度の値を編集したとき、東座標と北座標が正しく表示されるようになりました。
この Service Pack では、次の AutoCAD の問題も解決されています。
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多数のブロックを含む図面を開くときの処理速度が向上しました。
Service Pack 1A により、次の問題が解決されています。
一般
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次の機能を使用する場合のメモリ管理が改善されました: ラベル付け、パイプ オブジェクトのマスク、図面の再作図、印刷。
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複数の図面で[線形グリッド ビュー]を使用した場合にプログラムが強制終了することはなくなりました。
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名前の付いた印刷スタイルの使用時に、ラベル文字のマスクが正しく印刷できるようになりました。
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ペーパー空間のビューポート内で、外部参照ラベル上の文字のハイライトが正しく尺度変更できるようになりました。
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サーフェスまたはアセンブリに対してズームを行ったときに発生する問題が解決されました。
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Autodesk Civil 3D 2006 から Autodesk Civil 3D 2007 へマイグレートされた図面を開いた場合に、[縦断スタイル]ダイアログ ボックスの[表示]タブにある[コンポーネント表示]リストで、[3D チェーン]コンポーネント タイプが正しく表示されるようになりました。
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線形に問題のあるジオメトリが含まれている場合に、図面に現況地盤の縦断が表示されない問題が解決されました。
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監査を実行したときに発生する問題が解決されました。 監査を実行したとき個々のスタイルに問題があっても、図面からポイントとすべてのスタイルが削除されなくなりました。
線形
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区画領域ラベルをクリックしたときの動作が正常になりました。
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水平のジオメトリ縦断帯に表示される接線は、曲線ではなく、正しい接線として表現(表示および注記)されるようになりました。
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線形に複数のブレーキ測点が追加された場合、縦断ビューのデータ帯は正確に測点値を反映できるようになりました。
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線形セグメントを削除する際の無効な区画作成に関する問題が解決されました。
コリドー
グレーディング
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相対標高基準を使用した摺り付けを正しく作成できるようになりました。 以前は、不正な距離を持つ法面が作成されていました。
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問題のあるグレーディング ジオメトリを含む図面が開かない原因となるいくつかの問題が解決されました。
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サーフェスにグレーディングするときのパフォーマンスの問題が解決されました。 たとえば、池をサーフェスにグレーディングする際にかかる時間が従来より短縮されます。
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グレーディング サーフェスをコリドーに貼り付け保存する場合の応答速度が改善されました。
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他の図面を閉じた直後にグレーディング計画線を含む図面を開くときの問題が解決されました。
ラベル
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ペーパー空間での区画ラベルの尺度調整に関する問題が解決されました。 ペーパー空間の区画ラベルは正しく表示されるようになりました。
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追加した区画ラベルを削除するために[元に戻す]コマンドを使用する際の問題が解決されました。 この問題は、対象のサイトに区画ラベルを後から追加したときに発生しました。この問題により、図面を保存する際、または保存した図面を再度開く際にプログラムが異常終了していました。
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複数のマテリアルが構造物タイプである場合でも、数量の計算は正しく行われます。
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マテリアルを選択レポートのマテリアルに対する増分量の値は正しく計算されるようになりました。
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盛土係数が構造物タイプおよびマテリアル領域に対して正しく適用されるようになりました。
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[横断抽出ライン グループのプロパティ]の[マテリアル リスト]タブにおいて、マテリアルのタイプを切り替える操作が正しく動作するようになりました。
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[横断抽出ライン グループのプロパティ]の[マテリアル リスト]タブにおいて、マテリアルからシェイプを削除したり、あるいはシェイプをマテリアルに追加する操作が正しく動作するようになりました。
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土量テーブルで、構造物タイプ マテリアルに対する正しい値が表示されるようになりました。土量に関する情報を編集するときにはダイナミックに反応します。
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[数量算出基準]ダイアログ ボックスの[コリドー シェイプを選択]リストで、有効なコリドー シェイプのリストが正しく表示されるようになりました。
測量
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複数の独立した測量ネットワークを修正または更新した場合に正確な結果を生成できるようになりました。
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図面の異なるゾーンに図形を挿入しても、プログラムが異常終了しなくなりました。
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図面内で 3D オブジェクトから図形を作成するとき、インバースまたはマップチェック中に表示される頂点の高度が正しく表示されるようになりました。
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[フィールド ブックに書き出し]コマンドを使用するとき、[オブジェクトから作成]コマンドを使って非接線曲線を含むオブジェクトから作成された図形が、正しく書き出し/再読み込みできるようになりました。
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[多角測量解析]コマンドは、次のような状況でも閉じている側を検出できるようになりました。
閉ループが、既知の開始側点座標と参照方向、かつ既知の最終側点座標と最後の前視の方向に配置されている。開始側点と最終側点は地盤上の同一点である可能性がある。 多角測量は、終了した観測が第一の測点となる最終測点に対して継続。4 面多角測量は、次のように定義されます。
最初の測点 = 1
最初の後視 = 4
測点 = 2-4
最後の前視 = 1
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[測量ポイント]コレクションに表示されるアイコンは、[コントロール ポイント]コレクション内の項目の状態を正しく表示できるようになりました。
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測量コマンド使用時に、[ツールスペース]の[測量]タブを開けるようになりました。
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図面内で UCS を使用中に、[プロスペクター]または[測量]タブからオブジェクトにズームあるいは画面移動するときに発生していた問題は解決されました。
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[オブジェクトから図形を作成]コマンドと[図面から図を更新]コマンドを実行したとき、適切な標高値が割り当てられるようになりました。
Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 3 には、Autodesk Map 3D 2007 Service Pack 1、2、および 3 での修正内容もすべて含まれています。
Autodesk Map Service Pack 1、2、および 3 には 40 を超える修正が含まれており、これにより主に次の点が大幅に改善されました。
- CER(強制終了時のエラー報告)機能によって報告された安定性に関する問題
- メモリ消費量の問題
- パブリッシュおよび印刷に関する問題(DWF のパブリッシュ、MapGuide へのパブリッシュなどの修正)
- FDO (フィーチャ データ オブジェクト)による ESRI SHP ファイルの編集
- FDO 経由でアクセスする Oracle データ ストアのパフォーマンス
[データ接続]ダイアログ ボックス(新しいユーザ インタフェース)からクエリー データをフィルタリングする
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フィーチャ ソースに接続する際、この新しいユーザ インタフェースを使用してクエリー データをフィルタリングすることによって、取得されるデータ件数を少なくすることができます。 [データ接続]ダイアログ ボックスの[マップに追加]をクリックすると、[フィーチャ ソース クエリー]ダイアログ ボックスが表示されます。ここで、問い合わせたデータをマップに追加する前に編集できます。 フィーチャ ソース プロバイダへの接続に関する詳細については、Autodesk Map 2007 オンライン ヘルプを参照してください。
表示マネージャ
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特定の画層のデータ ソースが見つからない場合でも、各マップ画層のスタイル設定が引き続き適用されます。
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3D での AutoCAD ブロックを使用した GIS ポイント データのスタイル設定が機能するようになりました。
- GIS 画層のポイント スタイルでのシンボル回転ができるようになりました。
- トポロジ要素へのハッチング スタイルの追加による問題が修正されました。
パブリッシュと印刷
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グリッド サーフェス印刷時のメモリ リークが修正されました。
- 3D サーフェス上にドレープした GIS 画層を、DWF にパブリッシュできるようになりました。
- 凡例の印刷とパブリッシュに関するいくつかの問題が解決されました。
- DWF への大きなラスター画層のパブリッシュが修正されました。
- バックグランドでの印刷およびパブリッシュ時に特定の環境で発生する問題が修正されました。
- チェック アウト機能を伴う印刷とパブリッシュ時の問題が修正されました。
- パブリッシュ時に凡例のカラー チップが表示されるようになりました。
- 凡例で使用されているスタイル削除時の問題が修正されました。
- DWF へのパブリッシュ時に、保存されていない図面内の編集済みのフィーチャが正しくパブリッシュされないことがある問題が修正されました。
安定性と使用効率
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SQL Server への接続後に不安定になることがあるいくつかの問題が修正されました。
- ネットワーク接続が失われた後にデータ ソースを削除してもエラーが発生しなくなりました。
- 同時に多数のフィーチャをチェックアウトする際の問題が解決されました。
- GIS 画層の非表示後の取り消し操作による安定性の問題が修正されました。
- ラスター画層を含む画層ファイルのドラッグ アンド ドロップが機能するようになりました。
- マルチポイント フィーチャの新しいインスタンスを作成するとメッセージが重複して表示される問題が修正されました。
- 参照編集時にズームまたは画面移動するとエラー メッセージが重複して生成される問題が修正されました。
- マウス ホイールを使用してズームした場合に、GIS 画層からのデータ表示がスムーズに行えるようになりました。
- データ ソースのアクティブなバージョンの変更後に保存された図面の再ロード時の問題が修正されました。
グローバライゼーション
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日本語版 Windows を使用している場合、デスクトップ上のフォルダにある SDF ファイルからデータを追加できるようになりました。
- 一部のアジア言語の文字とヨーロッパ言語のアクセント記号を含むデータを使用しても、主題が維持されるようになりました。
パフォーマンスの向上
- この Service Pack では、Autodesk Map 3D 2007 の全体的なパフォーマンスを大幅に向上させるために多数の問題が修正されました。
エラー報告機能によってユーザから詳細な情報が寄せられた結果、いくつかの問題が解決されました。
一般的な更新
この Service Pack には以下の更新が含まれています。
3D ナビゲーション
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システム変数 ZOOMWHEEL を 1 に設定した場合、オービット モードで Intellimouse のスクロール操作が正常に動作するようになりました。
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シェイプ フォント ファイルや外部参照ファイルが適切に見つけられない状況でも、3DORBIT[3D オービット]が正常に動作するようになりました。
ユーザ インタフェースのカスタマイズ
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「¥」文字が、マクロで使用された場合でも正常に認識されるようになりました。
寸法記入
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寸法の単位が[Windows デスクトップ]に設定されている場合、直径のシンボルが正常に表示されるようになりました。
外部参照
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相対パスの外部参照が連続して再ロードされる問題が解決されました。
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CMYK 分解モードで保存されたイメージに対して IMAGEATTACH[ラスター イメージ参照]を実行しても、無効なイメージであることを示す警告が表示されなくなりました。
ハッチング
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カスタマイズされたハッチング パターン ファイルを含む図面をマイグレートした場合でも、正常に扱えるようになりました。
インターネット
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i-drop または[ファイル] > [開く]によってセキュリティ保護されたインターネット サイトから、正常に図面を開くことができるようになりました。
マテリアル
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平面、または平面に近い面にマテリアルを適用した場合、正常に表示されるようになりました。
修正
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AutoCAD 2007 から AutoCAD 2000 および Release 14 のファイル形式で図面を保存して、旧バージョンの AutoCAD で編集する場合、次の操作を正常に行なえるようになりました。
- コピーおよび貼り付け
- 切り取りおよび貼り付け
- ブロックおよび挿入
- ブロック書き出しおよび挿入
- ドラッグ アンド ドロップ操作
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ライトウェイト ポリラインを角度の付いたユーザ座標系で STRETCH[ストレッチ]コマンドで操作した場合、正常に動作するようになりました。
マルチ テキストおよび文字
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マルチ テキストで、韓国語および中国語 SHX ビッグフォントを使用する場合、シンボル文字 %%D および %%P が正常に表示されるようになりました。
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スペースを含む行でビッグフォント文字スタイルを使用する場合、正常に表示されるようになりました。
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システム変数 TSPACETYPE が 2 に設定されている場合、スタック分数を含むマルチ テキストに関する問題が修正されました。
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MTEXT[マルチ テキスト]で /T オプションを使用する場合、文字の幅が修正されました。
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スペル チェックの実行中、拡張文字が「?」で置き換えられる問題が解決されました。
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AutoCAD 2006 ベースの図面で作成された日本語マルチ テキスト オブジェクトに関するいくつかの問題が解決され、AutoCAD 2007 で開いた場合に正常に表示されるようになりました。
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ビッグフォント SHX ファイルに定義された非 Unicode の特殊記号を入力するには、"|7" や "|8" などのように入力しますが、これらの記号を削除する場合は、Delete キーを 2 度押す必要があります。
ネットワーク
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Network License Manager が更新され、制限されたユーザでもローカライズされた特定のオペレーティング システムでネットワーク バージョンの AutoCAD を正常に起動できるようになりました。
パフォーマンス
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メモリをより効率的に使用できるように、多くの改善がなされています。
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Map 3D および Civil 3D 製品で作成された図面の一部のタイプを開く場合、速度が大幅に向上しました。
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[シート セット マネージャ]フィールドの評価機能が向上し、図面を速く開いてパブリッシュできるようになりました。
印刷およびパブリッシュ
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ラスター イメージが表のセルに挿入されたブロックの一部である場合、正常に印刷されるようになりました。
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モノクロの透明なラスター イメージで、印刷した場合に透明度が失われることがなくなりました。
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特定のオブジェクトで、PDF ファイルに印刷した場合に線の太さが正常に表示されるようになりました。
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システム変数 FIELDEVAL の設定が、図面をパブリッシュした後も保持されるようになりました。
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ASCII 以外の特殊文字が、印刷スタイル(STB および CTB ファイル)で正常に解釈されるようになりました。
注: AutoCAD 2007 製品で印刷スタイル ファイルを作成するときに、スタイル名または説明に ASCII 以外の文字を使用した場合、それらの文字の名前を変更して印刷スタイル ファイルを再び保存する必要があります。
セキュリティ
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図面のパスワード保護で該当するオプションを選択した場合、図面プロパティが暗号化されるようになりました。 顧客と図面を送受信する際に[図面のプロパティを暗号化]機能を使用する場合は、顧客もこの Service Pack 1 をインストールする必要があります。
ソリッド モデリング
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サイズの大きいソリッド モデルを編集できるようになりました。
Service Pack の対象ユーザ
この Service Pack (C3D2007_SP3.exe)は、Autodesk Civil 3D 2007 のすべての言語のバージョンに適用されます。この Service Pack をインストールする際は、次の点にご注意ください。
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この Service Pack は、Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 1A、Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 2 をインストール済みのシステムにもインストールできます。
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この Service Pack (C3D2007_SP3.exe)をインストールする前に Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 1A、Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 2 をインストールする必要はありません。
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この Service Pack は、自動アンインストールにより削除することはできません。
インストールに関する一般情報
- Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 1A、Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 2 をすでにダウンロードしてインストールしてある場合は、この Service Pack (C3D2007_SP3.exe)を追加インストールしてください。
- この Service Pack には、Autodesk のダウンロードページにアップロードされている以下の修正パッチは含まれていません。Service Pack を適用する前、または適用後にこれらの修正パッチを適用することをお勧めします。
- 2006/09/13 Autodesk DWF Writer 3 と AutoCAD 2007 およびその他のデスクトップ製品の共存の問題修正パッチ
- 2006/08/10 マルチテキストの最初にある全角スペースの文字幅修正パッチ
- 2006/05/18 SAMreport-Lite アップデート
- この Service Pack には、Autodesk のダウンロードページにアップロードされている以下の Service Pack、修正パッチが含まれています。この Service Pack をインストールした場合は以下の Service Pack、修正パッチを適用する必要はありません。また、以下の Service Pack、修正パッチが適用されていなくても、この Service Pack を適用することができます。
- 2006/09/20 Civil 3D 2007 Service Pack 2
- 2006/07/05 Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 1A
- 2006/07/11 カット & ペーストと保存の問題修正パッチ
- 2006/04/28 ビッグフォントのテキスト幅修正パッチ
- この Service Pack をインストールすると、Autodesk Civil 3D のメニュー バーから[測量]メニューが削除されます。 [測量]メニューを再びメニュー バーに表示するには、コマンド プロンプトに wscurrent と入力し、次に[Enter]を押して既定値の <"Civil 3D"> を受け入れてください。
- Autodesk Raster Design 2007 がインストールされているシステムにこの Service Pack をインストールした場合は、Autodesk Raster Design 2007 の修復を行う必要があります。
- Service Pack をインストールする前に、すべてのカスタム CUI (メニューのカスタマイズ)ファイルのバックアップを作成することをお勧めします。 これらのファイルは、\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Autodesk\C3D 2007\jpn\Support フォルダに保存されています。
- このアップデートのインストール中に、オリジナルのインストール メディア(CD または DVD)をセットするか、ネットワーク イメージのパスの入力を要求されることがあります。
- Windows インストーラ サービスのバージョンが古い場合、Service Pack のインストール中に問題が発生することがあります。 インストール中にコード 2727 のエラーを受信した場合、Microsoft の Web サイトから Windows インストーラ サービスを最新バージョンに更新してください。詳細については、http://support.microsoft.com/kb/893803 を参照してください。最新バージョンは、http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=889482FC-5F56-4A38-B838-DE776FD4138C からダウンロードできます。
- 非英語版のオペレーティング システムでこの Service Pack をインストールするとき、または非英語ロケールに英語版の Autodesk Civil 3D がインストールされている場合、次のエラー メッセージが表示される場合があります。
Resource Manager Error: Can not load resource only DLL: C:¥Program Files¥Autodesk Civil 3D 2007¥AecResMgr50enu.dll
このエラー メッセージは、特定の非英語版オペレーティング システムで Autodesk Civil 3D コンテンツ ブラウザを実行しているときにも表示されることがあります。 このメッセージが表示された場合は、[OK]をクリックすると Service Pack のインストールまたはコンテンツ ブラウザの使用を続行できます。
重要: この Service Pack は、自動アンインストールにより削除することはできません。 Autodesk Civil 3D 2007 を Service Pack インストール前の状態に戻すには、Autodesk Civil 3D 2007 を一旦アンインストールしてから再インストールする必要があります。
この Service Pack には、次の Windows コマンド ライン スイッチが組み込まれています。
- /e - MSP ファイルを Service Pack の実行ファイルから抽出します。
- /p - パッチ リストを実行可能な Service Pack から抽出します。
- /q - Service Pack 適用後に、完了メッセージを非表示にします。 これは、スクリプトやバッチ ファイルを使用して複数のコンピュータに Service Pack を適用する際に便利です。
これらのコマンド ライン スイッチの使用方法については、このドキュメントに後述します。
この Service Pack をスタンドアロン環境に適用する
- Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 3 のダウンロード ファイルをダウンロードして任意のフォルダに保存します。
- Autodesk Civil 3D 2007 のメディア(CD または DVD)をコンピュータのドライブに挿入します。
- Service Pack を保存したフォルダへ移動します。
- Service Pack の実行ファイルをダブルクリックして、インストールします。
この Service Pack をインストールすると、Autodesk Civil 3D のメニュー バーから[測量]メニューが削除されます。 [測量]メニューを再びメニュー バーに表示するには、コマンド プロンプトに wscurrent と入力し、次に[WSCURRENT の新しい値を入力]で既定値の <"Civil 3D"> を受け入れてください。
この Service Pack をローカル ネットワークからパッチリストを使って適用する
コミュニケーション センターを利用してローカル ネットワークから Service Pack を適用する場合、次の手順に従います。
ローカル パッチ リストを使用してコミュニケーション センターから Service Pack を適用するには
ローカル パッチ リストを設定する手順は次のとおりです。
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この設定を行う前に、以下の要件を満たしていることを確認してください。
- Civil 3D 2007 がインストールされている
- Service Pack 3 がまだ適用されていない
- CAD 管理者コントロール ユーティリティ 4.0 がインストールされている
注: ローカル システム上にフォルダを作成し、共有します。
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CAD 管理者コントロール ユーティリティを起動します。
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[修正したい製品を選択してください]から Autodesk Civil 3D 2007 を選択します。
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[コミュニケーション センター]タブの[Live Update の環境設定]リストから[社内ネットワークの Live Update から入手]を選択します。
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UNC パスを使用して(または[フォルダの参照]で) Service Pack をダウンロードする共有フォルダに移動します(手順1の注:で作成したフォルダ)。 パッチリスト(.npl)ファイルが自動的に作成されます。
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[パッチを管理]ボタンをクリックします。(このボタンは Service Pack 3 が Civil 3D 2007 に適用されていない場合に使用できます。)
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[アクション タイプ] アイコンを使用してポップアップ メニューを選択し、[パッチ フォルダを追加]するアクション タイプを設定します。
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[パッチ フォルダを更新]を選択します。 Autodesk のサーバから Service Pack がダウンロードされ、他のユーザがアクセスできるようになります。
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- CAD 管理者コントロール ユーティリティの下部のドロップダウン リストから[.reg レジストリ ファイルを作成]を選択します。 [OK]をクリックします。
- [名前を付けて保存]ボックスで、ファイルを自分のシステムに保存します。 この場所をメモしておいてください。
- これでレジストリ ファイルが使用可能になります。
- Civil 3D 2007 の[コミュニケーション センター]から Service Pack をインストールします。
これで、作成したローカル パッチ リストで Service Pack を適用できるようになり、各ユーザがレジストリ ファイルを使用できるようになります。
注: レジストリの変更をクライアントに適用すると、Autodesk Civil 3D 2007 のコミュニケーション センターによって[メンテナンス アップデートがあります]という通知が表示されます。 ユーザが通知をクリックすると、「Autodesk Live Update」というページが表示されます。このページには、操作手順、パッチの説明が表示されており、[更新]ボタンをクリックするとパッチのダウンロードとインストールが開始されます。
この Service Pack を Autodesk Civil 3D 2007 ネットワーク管理イメージに適用する
次に挙げる 3 つの Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 3 の配布方法は、Autodesk Civil 3D 2007 のネットワーク配置ウィザードで作成された管理イメージだけに適用されます。 これらの手順を完了すると、それ以降に配置する Autodesk Civil 3D 2007 には自動的に Service Pack が適用されます。
注: どちらの手順でも、ダウンロードする Service Pack ファイルに MSP (Microsoft Patch)ファイルが含まれています。 このファイルは、実行可能ファイルから抽出することができます。 実行可能ファイルから MSP ファイルを抽出するには、/e ("extract")スイッチを使用します。
Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 3 を新しい Autodesk Civil 3D 2007 管理イメージに追加するには
- オートデスクの Web サイトから、C3D2007_SP3.exe をローカル コンピュータにダウンロードします。
- Windows の[スタート]メニューから、[ファイル名を指定して実行]を選択します。次の情報を入力して[OK]をクリックします。
<ローカルドライブ>:¥<パッチ名> /e <ローカルドライブ>:¥<パッチ名.msp>
- ネットワーク配置ウィザードのパッチをインストールしたコンピュータで、Windows の[スタート]メニューから[プログラム] > [Autodesk] > [ネットワーク配置ウィザード]の順に選択します。
- ネットワーク配置ウィザードの[ようこそ]ページで、[管理イメージを作成]を選択して[次へ]をクリックします。
- [管理イメージを作成]ページの[オートデスク インストーラ(MSI)ファイルを選択]ボックスに、c3d.msi(管理イメージのベースに使用する MSI ファイル)のパスを入力します。 このファイルは、製品メディアの \BIN\Installer に配置されています。
- [管理イメージの場所]ボックスに、管理イメージを作成する既存の共有ネットワーク フォルダのパスを、直接入力するか[参照]ボタンをクリックしてナビゲートして指定します。 各ユーザはこの場所から Autodesk Civil 3D をインストールできます。
- [このイメージにパッチ(Service Pack)を適用]オプションを選択します。
- [パッチを選択]オプションで、パッチの場所を入力します(手順 2 で入力したパスを、.msp まで入力)。MSP ファイルの場所は、[...](参照)をクリックして指定することもできます。
- [次へ]をクリックして、ネットワーク配置ウィザードの指示に従って Service Pack の配置を完了します。
Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 3 を以前の Service Pack が適用されていない既存の Autodesk Civil 3D 2007 管理イメージに適用するには
注: Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 3 を既存の Autodesk Civil 3D 2007 管理イメージに適用する前に、すべてのクライアント コンピュータに Service Pack 3 が適用済みであることを確認してください。
補足:Service Pack 3 が未適用の Autodesk Civil 3D 2007 管理イメージからネットワーク インストールした クライアント コンピュータに Service Pack 3 を適用する際、Service Pack 3 はサーバ上の Autodesk Civil 3D 2007 管理イメージを確認しに行きます。その際、サーバ上の Autodesk Civil 3D 2007 管理イメージに先に Service Pack 3 を適用してしまうと、Service Pack 3 未適用のクライアント コンピュータ から オリジナルの MSI (Autodesk Civil 3D 2007 管理イメージ) が確認できなくなってしまいます。Service Pack 3 未適用の Autodesk Civil 3D 2007 管理イメージからインストールしたすべての クライアント コンピュータに Service Pack 3 が適用されるまでの間は、サーバ上の Autodesk Civil 3D 2007 管理イメージへの Service Pack 3 の適用は控えて下さい。
重要: 既存の管理イメージに Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack 1A、または Service Pack 2 がすでに適用されている場合は、その管理イメージにこの Autodesk Civil 3D 2007 Service Pack を適用することはできません。管理イメージに Service Pack 3 を適用するには、新しい管理イメージを作成して Service Pack 3 を適用してください。Service Pack 3 には、Civil 3D 2007 に対するすべての修正が含まれています。
- オートデスクの Web サイトから、C3D2007_SP3.exe をローカル コンピュータにダウンロードします。
- Windows の[スタート]メニューから、[ファイル名を指定して実行]を選択します。次の情報を入力して[OK]をクリックします。
<ローカルドライブ>:¥<パッチ名> /e <ローカルドライブ>:¥<パッチ名.msp>
- ネットワーク配置ウィザードのパッチをインストールしたコンピュータで、Windows の[スタート]メニューから[プログラム] > [Autodesk] > [ネットワーク配置ウィザード]の順に選択します。
- ネットワーク配置ウィザードの[ようこそ]ページで、[管理イメージを修正]を選択して[次へ]をクリックします。
- [管理イメージを修正]ページの[MSI ファイルを選択]ボックスで、修正する管理イメージが配置されているネットワークの共有ディレクトリから既存のオートデスク インストーラ ファイル(MSI)を選択します。
- [このイメージにパッチ(Service Pack)を適用]オプションを選択します。
- [パッチを選択]オプションで、パッチの場所を入力します(手順 2 で入力したパスを、.msp まで入力)。MSP ファイルの場所は、[...](参照)をクリックして指定することもできます。
- [次へ]をクリックして、ネットワーク配置ウィザードの指示に従って Service Pack の配置を完了します。
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