AutoCAD® Architecture 2013 Service Pack 2 をダウンロードしていただき、ありがとうございます
この Readme には、Service Pack のインストールおよび使用に関する最新の情報が記載されています。お使いの製品に Service Pack を適用する前に、Readme 全体を必ずお読みください。参照用として、このドキュメントをハード ディスクに保存するか、印刷してください。
目次
この Service Pack は、対応する言語のオペレーティング システム上で実行される次のオートデスク製品に適用することができます。ご使用中のソフトウェアに対する正しい Service Pack をインストールしてください。
32 ビット製品 |
Service Pack |
AutoCAD Architecture 2013 | AutoCAD_Architecture_2013_SP2_32bit.exe |
64 ビット製品 |
Service Pack |
AutoCAD Architecture 2013 | AutoCAD_Architecture_2013_SP2_64bit.exe |
この Service Pack は単体のアプリケーションとしてインストールされている AutoCAD Architecture 2013 にも、以下の各種 Design Suite 製品に含まれている AutoCAD Architecture 2013 にも適用できます。
AutoCAD Architecture を使用中にこの Service Pack を適用する場合は、[セットアップ完了後、アプリケーションを自動的に終了し、再起動する]オプションは選択しないでください。その代わり、AutoCAD Architecture を手動で終了し、プロンプトに対して(再起動が必要になる場合があります)]をクリックしてください。また、Service Pack をインストールした後、システムを再起動することをお勧めします。
Service Pack 2 をインストールした 32 ビット版および 64 ビット版 AutoCAD Architecture 2013 は、次のオペレーティング システムのエディションをサポートしています。
[カスタマー エラー報告]ユーティリティによって寄せられた情報を詳細に分析した結果、多くのエラーが特定され、解決されました。更新されたコマンドおよび機能は、次のとおりです。
AutoCAD Architecture
AEC 寸法
Service Pack 1
- ロックされた画層に AEC 寸法が記入されている 2004 形式(またはそれ以前の形式)の図面を保存すると、クラッシュが発生する。
図面比較
Service Pack 2
- 図面比較時に、クラッシュが発生することがある。
ジオメトリの共有
Service Pack 2
- ジオメトリの共有時に、クラッシュが発生することがある。
グリップ
Service Pack 1
- 構造部材のグリップを編集すると、クラッシュが発生することがある。
レイヤ キー
Service Pack 1
- ツール パレットのレイヤ キーの上書きと、現在のレイヤ標準の上書きが一致しない場合、致命的なエラーが発生する。
オブジェクト ビューア
Service Pack 2
- Steering Wheel が有効になっているときにオブジェクト ビューアでイメージを保存すると、クラッシュが発生する。
開く
Service Pack 1
- 特定の図面を開くときに、頻繁にクラッシュする。
プロジェクト ナビゲータ
Service Pack 2
- プロジェクト ナビゲータの使用時に、クラッシュが発生することがある。
- プロジェクト ナビゲータで図面ノードをダブルクリックすると、クラッシュが発生することがある。
断面
Service Pack 1
- 断面に含まれているオブジェクトを修正すると、クラッシュが発生することがある。
- 大きな図面の断面生成時、または CreateHLR 使用時にクラッシュが発生する。
集計表
Service Pack 1
- Excel 2003 に複雑な式を含む集計表を書き出すと、クラッシュが発生する。
スラブ
Service Pack 2
- スラブおよび屋根スラブの使用時に、クラッシュが発生することがある。
壁
Service Pack 1
- 特定の壁をクリーンアップの状態にすると、クラッシュが発生することがある。
Win8
Service Pack 1
- AutoCAD Architecture 終了時に、頻繁にクラッシュが発生する。
Service Pack 2
- オブジェクトにタグを追加すると、クラッシュが発生することがある。
- 空間ジオメトリ タイプを変更すると、クラッシュが発生する。
AutoCAD
3D ナビゲーション ツール
Service Pack 1
- 画面移動中に予期せず終了する。
- 3D 図面内を画面操作していると、クラッシュが発生することがある。
Service Pack 2
- ナビゲーション ツールの使用時に、クラッシュが発生することがある。
3D モデリング
Service Pack 1
- 境界引き伸ばし操作で面を選択すると、クラッシュが発生することがある。
- 大量の 3D オブジェクトを含む複数の 3D 図面を開くと、クラッシュが発生する。
Autodesk 360
Service Pack 1
- [オプション]ダイアログ ボックスから Autodesk 360 にログインすると、日本語版の AutoCAD がクラッシュする。
- Autodesk 360 にログインし、外部参照を含む図面を開くと、クラッシュが発生することがある。
Service Pack 2
- Autodesk 360 フォルダで長いファイル パスを使用すると、クラッシュする。
- [情報センター]を非表示にして AutoCAD を開くと、クラッシュが発生することがある。
ブロック
Service Pack 2
- 使用可能な値の行が 1 行のみのブロックテーブルを持つダイナミックブロックを図面に挿入して、グリップをクリックするとクラッシュが発生する場合がある。
コマンド ライン
Service Pack 2
- DYNMODE が 0 に設定されており、かつコマンド ウィンドウがドッキングされている状態で、コマンドをキャンセルした後に IME(Input Method Editor)を切り替えるとクラッシュする。
CUI (ユーザ インタフェースをカスタマイズ)
Service Pack 1
- カスタム CUI ファイルの読み込み中にクラッシュが発生することがある。
- [カスタマイズ]ボタンの .NET Framework 4.5 がインストールされたコンピュータで[クイック プロパティ]パレットの[カスタマイズ]ボタンをクリックすると、処理されない例外が発生する。
Design Center
Service Pack 1
- DesignCenter を使用して作業していると、クラッシュが発生することがある。
DGN への対応
Service Pack 1
- 特定の DGN ファイルをアタッチまたは読み込むと、フェイタル エラーが発生する。
Service Pack 2
- DGN 線種を持つ図面上で[プロパティ]パレットを表示して、線種ドロップダウンをスクロールすると、フェイタル エラーが発生する。
寸法記入
Service Pack 1
- 非自動調整の直列寸法または非自動調整の並列寸法の作成操作を UNDO コマンドで元に戻すとクラッシュが発生する。
Service Pack 2
- 異尺度対応寸法をグリップ編集すると、クラッシュが発生することがある。
Express Tools
Service Pack 1
- MOCORO (Move/Copy/Rotate)コマンドを実行すると、クラッシュが発生することがある。
外部参照
Service Pack 2
- 外部参照をアタッチ解除しない限り、外部参照内の OLE オブジェクトは正しく設定されませんでした。このクラッシュの問題は、消去する前に外部参照を開くことによって解決されました。
ハッチング
Service Pack 1
- HATCHEDIT[ハッチング編集]コマンドの実行中にズームすると、クラッシュが発生することがある。
情報センター
Service Pack 1
- 図面を何も開いていない状態で、タイトルバーの[常時接続]ボタンからいずれかのオプションをクリックすると、クラッシュが発生する。
計測ツール
Service Pack 1
- 長さがゼロのセグメントが 1 つでも含まれるポリラインの面積を計算すると、クラッシュが発生する。
マルチ引出線
Service Pack 2
- マルチ引出線に対して MATCHPROP[プロパティ コピー]を使用すると、クラッシュが発生することがある。
OLE
Service Pack 2
- OLE オブジェクトを含む図面を開いている状態でアプリケーションを閉じるとクラッシュが発生することがある。
オプション
Service Pack 2
- [オプション]ダイアログ ボックスでプロファイルを変更するか切り替えると、クラッシュが発生することがある。
印刷
Service Pack 1
- PDF に出力すると、クラッシュが発生することがある。
- PDF ドライバなしで PDF に出力すると、クラッシュが発生する。
Service Pack 2
- ワイプアウトを含む図面を印刷すると、クラッシュが発生することがある。
PDF アンダーレイ
Service Pack 2
- [外部参照]パレットの[保存パス]フィールドで他の PDF ファイルを指定すると、クラッシュが発生する。
点群
Service Pack 1
- 点群オブジェクトの作成に使用した PCG ファイルが存在しないと、クラッシュが発生する。
起動
Service Pack 1
- グラフィックス キャッシュ ファイルが破損していると、起動時にクラッシュが発生する。
- プログラム起動時に実行される LISP ルーチンをキャンセルすると、クラッシュが発生する。
一般的な情報
Service Pack 1
- 256 以上のオブジェクトをグループに追加した後で[元に戻す]または[やり直し]を実行すると、クラッシュが発生する。
- AutoCAD 2013 と共存インストールされている AutoCAD 2012 で図面ファイルを開く際、[ファイルを選択] ダイアログの表示形式を図面のサムネイルに変更すると、AutoCAD がクラッシュすることがある。
- サードパーティ アプリケーションで作成したスプラインを分解すると、クラッシュが発生することがある。
- .NET Framework 4.5 がインストールされたコンピュータで AutoCAD を終了すると、クラッシュが発生する。
Service Pack 2
- Windows 8 で AutoCAD 図面を開くと、クラッシュが発生することがある。
- ライトウェイト ポリラインに対して交点オブジェクト スナップを使用すると、クラッシュが発生することがある。
- 破損した図面を開いたり保存したときにクラッシュが発生し、自動的に修復されないことがある。
- 文字スタイルのプレビューが表示されているときにテキスト エディタを閉じると、クラッシュが発生する。
次の問題点が解決されました。
AEC 寸法
Service Pack 1
- AutoCAD Architecture 2007 以前のバージョンで作成された一部の AEC 寸法が、それ以降のバージョンで正しく表示されないことがある。
注釈尺度
Service Pack 1
- メートル単位の図面に追加された一部のタグが非常に小さい。
Autodesk 360
Service Pack 1
- Autodesk 360 とのツール パレットの同期に長時間かかる。注: この機能は、今回の Service Pack で削除されました。
- オンライン レンダリングが AutoCAD Architecture のオブジェクトに対応していない。
カスタム ブロック
Service Pack 2
- カスタム ブロックを使用した一部のドアまたは窓で、フレームの値が正しく表示されない。
ドア
Service Pack 1
- カスタム輪郭を持つ一部の両開きドア スタイルが正しく表示されない。
AutoCAD に書き出し
Service Pack 2
- [クリップを反転]オプションを使用して外部参照クリップされた外部参照が図面に含まれる場合、AutoCAD に書き出すと、実際には反対側の部分が外部参照クリップされる。
立面ラベル
Service Pack 1
- 外部参照を図面にバインドすると、その立面ラベルがゼロにリセットされる。
Service Pack 2
- ワールド UCS で定義された立面ラベルは、Service Pack 1 を適用した後にゼロと表示される。
- ある図面から別の図面に、ユーザ定義 UCS で立面ラベルを複写すると、複写されたラベルの文字の値の修正に失敗する。
ジオメトリの共有
Service Pack 2
- 3D オービット中にオブジェクトが正しく表示されないことがある。
一覧定義
Service Pack 2
- 場合によって、一覧定義を修正できないことがある。
IFC
Service Pack 1
- IFC Coordination View 2.0 および GSA 認証の要件を満たすため、複数の修正が加えられました。
マイグレーション
Service Pack 1
- マイグレーションを複数回実行すると、コンテンツ ブラウザのマイグレーションが失敗することがある。
プログレッシブ更新
Service Pack 1
- AutoCAD のシステム変数 setEnableProgressiveUpdate の値が Yes に設定されている場合、一部のフォントで文字が正しく表示されない。
プロジェクト ナビゲータ
Service Pack 2
- WebDAV サーバ上のプロジェクト作成に失敗しました。
Roombook
Service Pack 1
- Windows 側で小数点記号としてカンマが使用されている場合、Roombook の集計表を Excel に書き出すと結果の位取りが 3 桁ずれる。
集計表
Service Pack 1
- Roombook で作成された集計表を移動するとき、パフォーマンスが低下する。
- グループ化を最初に有効にすると、集計表の合計値に誤りが生じることがある。
- 複数の列をグループ化すると、集計表のフレーム幅に誤りが生じることがある。
Service Pack 2
- 一部の集計表の行が、表示システムで非表示にできないことがある。
断面
Service Pack 1
- AutoCAD Architecture 2013 で多くの線が陰線処理されず、新規または更新した断面が正しく表示されない。
スペース
Service Pack 2
- 不規則な台形スペースに対する面積計算が不正確なことがある。
同期
Service Pack 1
- ツール パレットのファイルの数が多すぎると、AutoCAD Architecture 設定のクラウドとの同期に非常に長い時間がかかることがある。
注: Service Pack 1 の適用後、AutoCAD Architecture のツール パレットをクラウドと同期することはできなくなります。
Win8
Service Pack 2
- 柱通芯ラベルが、状況によって修正できないことがある。
次の問題点が解決されました。
3D ナビゲーション ツール
Service Pack 1
- [3Dconnexion 設定]ダイアログ ボックスの[シーンを垂直に保持]オプションを変更できない。
Service Pack 2
- パース ビューで 3Dconnexion デバイスを使用しているときにズーム速度が変化する。
3D モデリング
Service Pack 1
- 3D ソリッドの図心の計算に問題がある。
Service Pack 2
- 切断 3D ソリッドに対する MASSPROP[マスプロパティ]コマンドに問題がある。
アクション レコーダ
Service Pack 1
- 以前のリリースで記録したアクション マクロが AutoCAD 2013 では正しく動作しない。
Autodesk 360
Service Pack 1
- [ONLINESYNCSETTINGS]ダイアログ ボックスについては、[F1]を押してもヘルプが表示されない。
- 図面ファイルの名前に言語固有の特殊文字が含まれる場合、その図面ファイルを Autodesk 360 に保存することができない。
- AutoCAD リボンから Autodesk 360 を起動した場合、ユーザが自動的にログインできない。
- [図面を共有]ダイアログ ボックスがメイン アプリケーション ウィンドウの背後に表示されることがある。
ブロック
Service Pack 2
- ダイナミック ブロックを配置して選択した場合、表示されるブロック プロパティ テーブルのカスケーディング メニューが 期待しない表示になる場合がある。
CUI (ユーザ インタフェースをカスタマイズ)
Service Pack 2
- NET 4.5 がインストールされていると、[ユーザ インタフェースをカスタマイズ]ダイアログ ボックスにチェックボックスが表示されない。
カスタマイズの同期
Service Pack 1
- カスタマイズの同期の進捗を示すアニメーションがいつまでも終了しない。
- カスタマイズの同期を実行しても、ツールパレット上でカスタマイズした新しいコマンドが同期されない。
DGN への対応
Service Pack 1
- DGN への書き出しで、シード ファイルのグローバル原点が使用されない。
- DGNIMPORTUNITCONVERSION システム変数が AutoCAD LT にない。
Service Pack 2
- ファイルの内容を分解しても、ファイルの DGN への書き出しに問題がある。
- DGN の円弧が楕円として読み込まれる。
ディスプレイ ドライバ
Service Pack 1
- CPU 統合チップセットを利用している環境でハードウェア アクセラレーションを利用した場合、使用可能なビデオ メモリを正常に返さない。
- 64 ビット オペレーティング システムで COPYCLIP[コピー]および PASTECLIP[貼り付け]コマンドを使用すると、オブジェクトが元の色とは異なる色で表示されることがある。
寸法記入
Service Pack 1
- 既存の図面を AutoCAD 2013 で編集すると QLEADER[クイック引出線記入]設定が失われる。
- 図面ジオメトリに対して、移動、コピー、その他の修正を加えると、垂線オブジェクト スナップを使用して作成した寸法の位置がずれる。
Service Pack 2
- リージョンの半径寸法が、間違った円弧に関連付けられることがある。
- 寸法値の背景塗り潰しを、[プロパティ]パレットでリセットできない。
- ペーパー空間の折り曲げ半径寸法が、モデル空間の押し出し円柱に対して間違った値を反映することがある。
外部参照
Service Pack 1
- AutoCAD 2013 での表示で外部参照図面(XREF)が解決されない。
ハッチング
Service Pack 1
- ハッチング作成時にコンテキスト メニューを開いても、[ハッチング プレビュー]オプションが表示されない。
イメージ
Service Pack 2
- DWG ファイルにアタッチされたモノクロのビットマップが正常に表示されない。
情報
Service Pack 2
- 平面状のスプラインに沿ってスイープされたソリッドに対して MASSPROP[マスプロパティ]コマンドを使用すると、不正な質量と図芯が表示される。
フィールド
Service Pack 1
- UNITS コマンドで既定値の角度単位を変更していても、[フィールド]ダイアログ ボックスでオブジェクトを参照して挿入した角度プロパティのフィールド文字に反映されない。
マルチ引出線
Service Pack 1
- マルチ引出線を作図すると、内容ブロックの挿入点にドットが不正確に表示される。
- [引出線を文字まで延長]オプションを選択して、図面を AutoCAD 2013 で開くまたは編集すると、マルチ引出線内の文字位置が変わることがある。
Service Pack 2
- マルチ引出線スタイルを変更したとき、マルチ引出線の尺度が更新されないことがある。
モデル ドキュメント - 詳細ビュー
Service Pack 2
- 断面ビューから派生した詳細ビューのハッチング プロパティを変更すると、AutoCAD がハングアップすることがある。
修正
Service Pack 1
- ドラッグ中にオブジェクト スナップがオンの状態で小さな尺度が採用された場合、SCALE[尺度変更]コマンドがキャンセルされてしまう。
Service Pack 2
- ストレッチ時に楕円が歪むことがある。
マルチ テキスト
Service Pack 2
- Windows 8 では、フォントが -STYLE[文字スタイル管理]コマンドの設定と一致しない。
PDF 書き出し
Service Pack 1
- 印刷スタイルを指定して PDF ファイルに書き出すと、ワイプアウトが黒く表示される。
パフォーマンス
Service Pack 1
- サイズの大きなスクリプトを実行すると、パフォーマンスが低下する。
- 画層を連続して作成すると、パフォーマンスが低下する。
印刷
Service Pack 1
- コマンドウィンドウを非表示にした状態で、PLOT[印刷]コマンドなどで印刷プレビューを使用すると、プレビュー終了後にコマンド ウィンドウが表示状態に戻る。
Service Pack 2
- クリップされたイメージを含む図面を印刷すると、黒いストライプが現れることがある。
- [オプション]ダイアログ ボックスで複数のドライバ フォルダを追加すると、その後プリンタを追加できない。
- 特大の用紙サイズで透過性をオンにして図面を印刷できない。
プロパティ パレット
Service Pack 1
- オブジェクトを選択しても、繁体中国語版、チェコ語版、ロシア語、ハンガリー語版において[プロパティ]パレットのツールチップが表示されない。
リボン
Service Pack 1
- プロパティのプレビューを有効にしていると、[ブロック エディタ]リボンの[表示]ドロップダウン コントロールが正しく機能しない。
選択
Service Pack 1
- [Shift]キーを押しながら窓選択した時に、レイアウト上の選択セットから複数の図面ビューを削除することができない。
Service Pack 2
- サブオブジェクト選択を使って選択した複数のブロック属性のグリップは、自動的にホット グリップにならない。
- IntelliMouse® でのズームを終了すると、選択プレビューがオフにリセットされる。
シート セット マネージャ
Service Pack 1
- シート セット マネージャを使用しているとネットワーク使用率が高くなり、SMB v2 (サーバ メッセージ ブロック)プロトコルが使用される。
Visual LISP
Service Pack 1
- コマンド ウィンドウをドッキングした状態では、(menucmd) 関数を実行してもドロップダウン メニューが表示されない。
Service Pack 2
- コード ページがシステムと一致するが AutoCAD と一致しない場合、DCL ファイルが AutoCAD に正しく認識されず、正常に表示されない。
一般
Service Pack 1
- [クイック計算]パレットをアンカー指定してから AutoCAD を起動すると、エラーが発生する。
- -WBLOCK [ブロック書き出し]を使用して作成した図面の INSBASE 値が正しくない。
Service Pack 2
- 3D ソリッドを含む DWG ファイルの保存に時間がかかる。
- ワールド UCS 以外の UCS の場合、ワイプアウト フレームが正しい位置に表示されない。
- 編集したハイパーリンク図面を閉じるときに、保存のプロンプトが表示されない。
- リリース 2010 以前で作成された図面を保存するときにパフォーマンスが低下する。
この Service Pack では、AutoCAD の AutoLISP および VBA アプリケーションの処理をコントロールするオプションが導入されました。新しいコントロールでは、次のセキュリティ対策が実施されています。
- AutoLISP および VBA アプリケーションが自動的にロードされるフォルダの場所をコントロールすることで、許可されていない悪意のある AutoLISP および VBA アプリケーションがロードおよび実行される可能性を最小限に抑えます(システム変数 AUTOLOADPATH)。
- 既定の AutoLISP および VBA アプリケーションの自動ロードを無効化することで、悪意のある AutoLISP および VBA アプリケーションの影響を抑制します(システム変数 AUTOLOAD)。
- 起動時に AutoLISP を完全に無効化することで、クリーンアップ処理を容易に実行できます(/nolisp 起動スイッチ)。
詳細は、ドキュメント『AutoCAD 2013 SP1 における AutoLISP および VBA のセキュリティ制御について』を参照してください。
注 : acad.dvb の自動ロードの変更を有効にするには、AutoCAD 2013 VBA Enabler をアンインストールし、最新のAutoCAD 2013 VBA モジュール(英語)をダウンロードしてインストールします。これは、AutoCAD 2013 の Service Pack 1 で導入された変更内容に基づいて更新されたモジュールです。
新しい /nolisp 起動スイッチ
すべての LSP、FAS、VLX ファイルを含め、現在の AutoCAD セッションで AutoLISP の実行を無効にするには、このスイッチを指定して AutoCAD を起動します。このスイッチは、悪意のある AutoLISP コードが自動的にロードおよび実行されるのを防止する場合に役立ちます。
AutoLISP を無効にすると、次の影響が生じます。
- 任意の LISP ファイルをロードしようとするとエラーが発生します。
- コマンド ウィンドウに AutoLISP コードをコピーして貼り付けようとすると、エラーが発生します。メッセージは表示されません。
注: AutoLISP を無効にすると、Express Tools および一部の AutoCAD コマンド ツールが機能しなくなり、緊急時にしか使用できなくなります。
LISPENABLED (システム変数)
現在の AutoCAD セッションで AutoLISP が有効であるか示します。
(読み込み専用)
タイプ: 整数型
保存先: 保存されない
初期値: 1
0: AutoLISP が無効になります。
1: AutoLISP が有効になります。
AutoLISP を無効にすると、次の影響が生じます。
このシステム変数は、/nolisp 起動スイッチでコントロールされます。
- 任意の LISP ファイルをロードしようとするとエラーが発生します。
- コマンド ウィンドウに AutoLISP コードをコピーして貼り付けようとすると、エラーが発生します。メッセージは表示されません。
AUTOLOAD (システム変数)
AutoCAD で acad.lsp/fas/vlx ファイル、acaddoc.lsp/fas/vlx ファイル、acad.dvb ファイルを自動ロードするかどうかをコントロールします。
タイプ: 整数型
保存先: 名前付きのプロファイルまたはレジストリ
初期値: 1
値:
0: 次の 7 つのAutoLISP/VBA ファイルがどれも自動的にロードされなくなります。
1: システム変数 AUTOLOADPATH の値に応じて、上記の 7 つのファイルを自動ロードします。
- acad.lsp
- acad.fas
- acad.vlx
- acaddoc.lsp
- acaddoc.fas
- acaddoc.vlx
- acad.dvb
AUTOLOADPATH (システム変数)
AutoCAD で acad.lsp/fas/vlx ファイル、acaddoc.lsp/fas/vlx ファイル、acad.dvb ファイルをどのフォルダからロードするかをコントロールします。
タイプ: 文字列型
保存先: 名前付きのプロファイルまたはレジストリ
初期値: ""
有効な文字列を次に示します。
"<フォルダ パスまたはセミコロンで区切った複数のパス>": 指定したフォルダにある acad.lsp/fas/vlx ファイル、acaddoc.lsp/fas/vlx ファイル、acad.dvb ファイルのみを自動的にロードします。現在の図面フォルダを含め、その他の場所からはロードしません。悪意のあるアプリケーションがロードされる可能性を最小限に抑えるには、許可されているアプリケーションが含まれている一意のフォルダにシステム変数 AUTOLOADPATH を常に設定します。
"" (空の文字列)または "." (ピリオド): パスの制限を指定しません。AutoCAD スタートアップ フォルダ、図面フォルダ、AutoCAD の検索パスの順に、見つかった acad.lsp/fas/vlx ファイル、acaddoc.lsp/fas/vlx ファイル、acad.dvb ファイルを自動的にロードします。これは、AutoCAD 2012 の動作に重複が生じるため、お勧めできません。
acad2013.lsp および acad2013doc.lsp の自動ロードの動作に関する変更点
acad2013.lsp および acad2013doc.lsp ファイルは、次の既定のインストール フォルダからのみロードされるようになりました。
<インストール フォルダ>¥Support
<インストール フォルダ>¥Support¥<言語>
[オプション]ダイアログ ボックスの変更点
AUTOLOAD または LISPENABLED の値が 0 の場合、[オプション]ダイアログ ボックスの[システム]タブの[図面ごとに acad.lsp をロード]チェック ボックス(システム変数 ACADLSPASDOC)はオフになります。
セットアップおよび修復の推奨ワークフロー
悪意のある AutoLISP および VBA アプリケーションから最も確実に保護するには、AUTOLOADPATH を一意のフォルダの場所に設定し、AUTOLOAD を 1 に設定します。
悪意のあるアプリケーションが起動時に実行され、インストレーションが既に影響を受けている場合は、次の一般的な手順を実行します。
1. /nolisp 起動スイッチを使用して、AutoCAD ベースの製品を起動します。
2. 悪意のあるコードをすべて検索して削除します。
3. 影響を受けたファイルをすべて修復します。
4. AUTOLOADPATH を一意のフォルダの場所に設定し、AUTOLOAD を 1 に設定します。
上記の手順を実行した後は、プログラムのデスクトップ アイコンのショートカットのプロパティから /nolisp 起動スイッチを削除して、AutoCAD ベースのアプリケーションの通常の操作を再開することができます。
注: AutoCAD、AutoCAD Architecture、AutoCAD MEP、AutoCAD Mechanical のいずれかがインストール済みで Service Pack も適用済みの場合、残るその他の製品を共存インストールすることはできません。その他の製品をインストールする前に、この Service Pack をアンインストールする必要があります。
注: AutoCAD Architecture のパッチと共に Autodesk Sync (AdSync)のパッチが自動的にインストールされます。
この Service Pack をインストールする前に、次の点に留意してください。
カスタム ファイルのバックアップ
この Service Pack を適用する前に、カスタマイズした CUIX、MNR、MNL の各ファイルをバックアップしておくことをお勧めします。
管理者権限
インストール中に、元のインストレーション メディアまたはネットワーク上の管理イメージを指定するよう求められることがあります。この Service Pack を適用するには、製品のインストールおよびアンインストールを実行するための管理者権限が必要です。
ネットワーク配置
管理者は、配置ウィザードを使用してネットワーク上にこの Service Pack を配置することができます。
製品のバージョン情報
Service Pack のインストール後、[バージョン情報]ダイアログ ボックスに、更新された製品のバージョン情報が表示されます。
再起動
インストールした後は、プロンプトが表示されなくてもシステムを再起動することをお勧めします。
この Service Pack には、次の Microsoft Windows コマンド ライン スイッチが組み込まれています。
/e コマンド ライン スイッチの使い方については、後述の「インストール手順」で説明します。
この Service Pack を 1 台のコンピュータにインストールするには、次の手順を実行します。
ローカル ネットワークを使用して複数のコンピュータにこの Service Pack をインストールするには、次の手順に従います。
注: この Service Pack では、CAD マネージャコントロール ユーティリティを使用したローカル ネットワーク経由でのインストールはサポートされていません。
次の配布方法は、配置ウィザードで作成された管理イメージに対してのみ該当します。次に示す手順を完了すると、以降インストールした製品に、この Service Pack が含まれるようになります。
いずれの場合でも、管理イメージにこの Service Pack を「追加」してください。グループ ポリシー オブジェクトを使用して配置を配布する場合のみ、Service Pack を管理イメージの MSI ファイルに「合成」します。
ダウンロードしたパッチ(Service Pack)ファイルには MSP(Microsoft Patch)ファイルが含まれています。このファイルを解凍するには、/e (extract)スイッチを使用します。この構文の例については、下の手順 2 を参照してください。
<ローカル_ドライブ:>¥<パッチ名> /e <ローカル_ドライブ:>¥< パッチ名>.msp
注: 配置に AutoCAD Architecture の Service Pack が含まれている場合、その Service Pack は Autodesk Sync の更新ファイルなしでインストールされます。
注: Service Pack の実行ファイルから MSP を取り出すときに、VC++ 2010 再頒布可能パッケージが必要になります。 MSP ファイルを取り出す前に、VC++ 2010 再頒布可能パッケージがインストールされていることを確認してください。
Windows XP
Windows 7 / Windows 8
問題を特定して弊社にご報告くださるすべてのお客様に感謝いたします。お客様からいただいたご報告により、製品を改善する機会が得られ、お客様に設計および製図全般の最良のソリューションを提供することが可能になります。弊社はお客様の継続的なご利用に感謝するとともに、このリリースに関するフィードバックも歓迎いたします。
ありがとうございます。
Autodesk AutoCAD Architecture 製品チーム
Copyright ©2013 Autodesk, Inc.