AutoCAD® 2008 / AutoCAD LT® 2008 Service Pack 1 Readme
この Readme には、この Service Pack のインストールおよび使用に関する最新の情報が記載されています。 お使いの製品に Service Pack を適用する前に、この Readme 全体をお読みくださることを強くお勧めします。 簡単に参照できるよう、この Readme をハード ドライブに保存するか、印刷出力してください。
目次
ServicePack のインストールが必要な製品
Service Pack 1 は、対応するオペレーティング システム上で実行される、次のオートデスク製品に対応しています。 ご使用のソフトウェアに対する正しい Service Pack をインストールしてください。
32 ビット製品 |
Service Pack |
AutoCAD 2008 |
AutoCAD2008lockedSP1.exe |
AutoCAD LT 2008 |
AutoCADLT2008lockedSP1.exe |
AutoCAD Revit® Architecture Suite 2008 1 |
AutoCAD2008REVITS100SP1.exe |
AutoCAD Revit® Structure Suite 2008 1 |
AutoCAD2008REVSU50SP1.exe |
64 ビット製品 |
Service Pack |
AutoCAD 2008 |
AutoCAD2008lockedSP1x64.exe |
AutoCAD Revit Architecture Suite 2008 1 |
AutoCAD2008REVITS100SP1x64.exe |
AutoCAD Revit Structure Suite 2008 1 |
AutoCAD2008REVSU50SP1x64.exe |
1 AutoCAD 2008 と一緒にインストールした場合にのみ Service Pack を適用してください。
対応するオペレーティング システム
この Service Pack は、次のオペレーティング システム(各日本語版)で使用することができます。
- Microsoft® Windows® 2000 (SP4)
- Microsoft Windows XP Home Edition (SP2)
- Microsoft Windows XP Professional (SP2)
- Microsoft Windows Vista Enterprise
- Microsoft Windows Vista Business
- Microsoft Windows Vista Ultimate
- Microsoft Windows Vista Home Premium
- Microsoft Windows Vista Home Basic
- Microsoft Windows XP Professional x64 Edition
- Microsoft Windows Vista Business 64-bit
- Microsoft Windows Vista Enterprise 64-bit
- Microsoft Windows Vista Ultimate 64-bit
- Microsoft Windows Vista Home Premium 64-bit
- Microsoft Windows Vista Home Basic 64-bit
Windows Vista をお使いの場合のご注意
- Service Pack をインストールする前に、実行中のAutoCADを終了してください。 AutoCADを実行中にこの Service Pack を適用すると、アプリケーションの終了を施すウィンドウが表示されます。この場合、[セットアップ完了後、アプリケーションを自動的に終了して、再起動する(C)] オプションを選択してOKすると予期しないエラーが発生する可能性があります。
Service Pack によって解決される主な問題
[カスタマー エラー報告]ユーティリティで報告された問題
[カスタマー エラー報告]ユーティリティによって寄せられた情報を詳細に分析した結果、多くのエラーが特定され、解決されました。
一般的な更新点
他に次の点が改善されました。
.NET API
- ObjectID.Open によって異常終了が発生することがなくなりました。
- Database.ObjectAppended からのハンドラの除去後に発生していたイベントは、エラー メッセージが生成されるようになりました。
64 ビット
- vl-arx-import は、VLX とは別の名前空間に対して機能するようになりました。
- i-drop ActiveX コントロールを使用する DesignCenter からのドラッグ&ドロップは正常に動作します。
注釈尺度
- 名前の付いたビューをシート セット マネージャからホスト図面にドラッグ アンド ドロップしたときの注釈尺度機能は、正常に動作するようになりました。
- ネストした外部参照内に存在するカスタム尺度は、ホスト図面に複製されなくなりました。
- DesignCenter の異尺度対応図形から作成されたツール パレット内のブロックは、異尺度対応となりました。
属性
- 図面を保存して開くたびにマルチ テキスト属性の位置が変わることはなくなりました。
- マルチテキスト属性を利用しない属性定義の[値]フィールドを[プロパティ]パレットで修正できるようになりました。
ブロック
- ブロック作成時の挿入尺度と挿入先の図面の挿入尺度が異なる場合に、挿入したブロックの Y 方向の尺度は、[プロパティ]パレットで正確に尺度変更されるようになりました。
コミュニケーション センター
- コミュニケーション センターは、既定で有効になりました。
ダッシュボード
- ダッシュボードのパネルの設定は、異なるワークスペースおよびユーザ セッションにわたって保持されるようになりました。
データ書き出し
- ダイナミック ブロックのどのプロパティも、正しく書き出されるようになりました。
寸法記入
- 径寸法の寸法補助円弧は場合によって無効になり、小さな半径寸法を記入できるように仕様が戻されました。
- インプレイス寸法値エディタが正しい大きさで表示されるようになりました。
- 丸めた寸法値(四捨五入)が正しく表示されるようになりました。
- 寸法の部分削除によって AutoCAD が異常終了することがなくなりました。
表示
- ズーム操作を行っても線種が常に正しく表示されるようになりました。
DWG
- 切り取り/貼り付けは、2000 形式で保存した後に AutoCAD 2004、AutoCAD 2005、または AutoCAD 2006 形式で再保存した図面で動作するようになりました。AutoCAD 2008 から 2000 形式か2004形式で保存した図面を、AutoCAD 2004、2005、または 2006 で開き、更に2000 形式で保存した場合、その図面を AutoCAD 2000~2002 で開くと、[編集] メニューの [コピー] または [切り取り] が正しく動作しない問題が修正されました。
※ QA-3610 カット(切り取り)または、コピー後のペースト(貼り付け)が正しく行われない【その2】(http://tech.autodesk.jp/faq/user/result_dd.asp?QA_ID=3610) の問題
E-トランスミット
- [既存の図面ファイル形式を保持]を有効にして ETRANSMIT[e-トランスミット]コマンドを使用した場合、AutoCAD 2000 および Release 14 ファイル形式は保持されます。
フィールド
- [図面名]フィールドが常に正しく印刷されるようになりました。
ハッチング
- BHATCH[境界ハッチング]コマンドの境界検出方法が改善されました。
イメージ
- システム変数 IMAGEFRAME を 0 に設定すると、イメージ フレームは印刷および表示されなくなりました。
レイアウト
- レイアウト タブにアンパサンド文字("&")を入力できるようになりました。
マルチ引出線
- マルチ引出線ブロック内の属性の位置は、中心を外れなくなりました。
- マルチ引出線の文字は、勝手に回転しなくなりました。
- UCS が回転していても、マルチ引出線の属性は中心を外れなくなりました。
マルチ テキスト
- マルチ テキストのタブ文字は、旧 DWG 形式にも正しく保存されるようになりました。
- 日本語のいくつかの文字が正常に表示されるようになりました。
- ポルトガル語(イベリアおよびブラジル)のディクショナリに、大文字のアクセント文字が追加されました。
開く/保存
- エクスプローラから複数の図面を開いても、それらの図面を含む AutoCAD のインスタンスが 1 つのみ起動されます。
オブジェクト スナップ
- ブロック内でも、オブジェクト スナップは正しく動作するようになりました。
PDF 書き出し
- ラスター イメージが、PDF に正しく出力されるようになりました。
パフォーマンスの調整
- 対応 OS を正しく検出して、新しいドライバが存在しない場合、[新しいドライバ]バブル通知は表示されなくなりました。
印刷
- 回転した MrSID イメージの印刷パフォーマンスが改善されました。
表
- データ リンクされたセルが、正しく書式設定されるようになりました。
- PASTESPEC[形式を選択して貼り付け]コマンドを使用した場合、Excel の書式設定は保持されます。
ツール パレット
- 作画されたハッチングをドラッグしてツールパレットに登録した際に、アイコンが途中でカットされることがなくなりました。
表示スタイル
- ズーム操作を繰り返しても、線が間違って表示されたり、不要なものが表示されることがなくなりました。
外部参照
- 図面の参照パスが長くても、正しく参照されるようになりました。
この Service Pack の既知の問題
一般的なインストールの情報
開始する前に
Service Pack をインストールする前に、次の点にご注意ください。
この Service Pack を適用する前に、すべてのカスタム ファイル(CUI、MNR、MNL 等)をバックアップしてください。
インストール中に、元のインストレーション メディアまたはネットワーク イメージを指定するように求められることがあります。 Service Pack を正常に適用するために製品をインストールおよびアンインストールするには、管理者権限でログオンしている必要があります。
管理者は、[配置ウィザード]を使用して、ネットワーク上にある配置に Service Pack を適用することができます。
Windows のコマンド ライン スイッチについて
Microsoft® Windows® の 2 つのコマンド ライン スイッチが、この Service Pack に組み込まれています。
- /e -Service Pack 実行ファイルから MSP (Microsoft Patch)ファイルを解凍します。
- /q - Service Pack の適用後に完了メッセージを表示しません。 これは、スクリプトまたはバッチ ファイルを使用して複数のコンピュータに Service Pack を適用する場合に便利です。
/e コマンド ライン スイッチの使い方についての説明は、次に示す操作手順に含まれています。
Service Pack に含まれている修正パッチについて
この Service Pack には、AutoCAD のダウンロード ページの[Service Pack & パッチ]にアップロードされている以下の修正パッチが含まれています。そのため、これらの修正パッチを別途インストールする必要はありません。
- 2007/08/02 AutoLISP の問題修正パッチ
- 2007/06/13 Live Update 修正パッチ
- 2007/06/08 idrop 64-bit 修正パッチ
インストール方法
この Service Pack をスタンドアロン インストレーションに適用する
Service Pack を個々のコンピュータにインストールするには、次の説明に従ってください。
スタンドアロン インストレーションを更新するには
- Service Pack をダウンロードし、任意のフォルダに保存します。
- 必要に応じて、製品のメディア(たとえば AutoCAD)を挿入します。
- Service Pack を保存したフォルダに移動し、実行(EXE)ファイルをダブルクリックします。
この Service Pack をローカル ネットワーク経由で適用する
[コミュニケーション センター]を使用して、この Service Pack をローカル ネットワーク経由で適用することができます。 ローカル ネットワーク経由で更新の設定を行う方法の詳細については、[CAD マネージャ コントロール ユーティリティ]のヘルプに一覧が記載されています。
注: 製品のインストレーション メディアから[CAD マネージャ コントロール ユーティリティ]をインストールするには、[ツールとユーティリティをインストール]を選択し、次に[Autodesk CAD Manager Tools 4.0]を選択します。
この Service Pack をネットワーク管理イメージに適用する
次の配布方法は、[配置ウィザード]で作成された管理イメージに対してのみ該当します。 次の手順を完了すると、それ以降インストールした製品には Service Pack の更新が含まれるようになります。
通常は、配置に Service Pack を「追加」します。 ただし、グループ ポリシー オブジェクトを使用して配置を配布する場合に限っては、Service Pack を管理イメージのMSIファイルに合成する必要があります。
ダウンロードしたパッチ(Service Pack)ファイルには MSP (Microsoft Patch)ファイルが含まれており、/e スイッチを使用して、このファイルを解凍します。 この構文の例については、下の手順 2 を参照してください。
Service Pack を新しい管理イメージに追加するには
- オートデスクの Web サイトから、Service Pack の EXE ファイルをローカル コンピュータにダウンロードします。
- Windows の[スタート]メニューで、[ファイル名を指定して実行]を選択します。 次の構文を使用して情報を入力し、[OK]をクリックします。
<ローカル_ドライブ:>¥<パッチ名> /e <ローカル_ドライブ:>¥< パッチ名>.msp
- オートデスク製品のメディアを挿入し、setup.exe を起動します。
- [配置を作成]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [配置を開始]ページで、[配置を作成する場所を指定]ボックスに、管理イメージを作成する共有ネットワーク フォルダの場所を入力します。または、参照ボタンをクリックして、フォルダを選択します。 ユーザは、このフォルダから製品をインストールします。
- [配置の名前を指定]ボックスに、作成する配置の名前を入力します。
- [配置ウィザード]での操作を続け、表示される[環境設定]ボタンをクリックします。 [Service Pack を含める]ページで[...](参照)をクリックし、手順 2 で得られた Service Pack を選択します。選択した Service Pack が[この配置に含める Service Pack]ボックスに追加されたことを確認し、 [環境設定の完了]をクリックします。
- [配置ウィザード]の表示に従って Service Pack の配置を完了します。
Service Pack を既存の管理イメージに適用するには
- オートデスクの Web サイトから、Service Pack の EXE ファイルをローカル コンピュータにダウンロードします。
- Windows の[スタート]メニューで、[ファイル名を指定して実行]を選択します。 次の情報を入力し、[OK]をクリックします。
<ローカル_ドライブ:>¥<パッチ名> /e <ローカル_ドライブ:>¥< パッチ名>.msp
- 既存の管理イメージの場所を指定します。
- 修正する配置名を選択します。
- [配置を開始]ページで、[配置の名前を指定]ボックスに新しい名前を入力することによって、既存の配置の名前を変更することができます。
- [配置ウィザード]での操作を続け、表示される[環境設定]ボタンをクリックします。 [Service Pack を含める]ページで[...](参照)をクリックし、手順 2 で得られた Service Pack を選択します。選択した Service Pack が[この配置に含める Service Pack]ボックスに追加されたことを確認し、 [環境設定の完了]をクリックします。
- [配置ウィザード]の表示に従って Service Pack の配置を完了します。
この Service Pack をアンインストールするには
注: 製品の配置に Service Pack を合成した場合、その Service Pack をアンインストールすることはできません。
Windows 2000 および XP
- [スタート]メニューで、[設定] > [コントロール パネル]を選択します。
- [プログラムの追加と削除](Windows 2000 の場合は[アプリケーションの追加と削除])をダブルクリックします。
- Windows XP の場合は、[更新プログラムの表示]をオンにします。
- プログラムの一覧から該当する Service Pack を選択し、[削除]をクリックします。
Vista
- [スタート]メニューで、[コントロール パネル]を選択します。
- [プログラム]をクリックします。
- [プログラムと機能]をクリックします。
- [プログラムと機能]ウィンドウの左ペインで、[インストールされた更新プログラムを表示]をクリックします。
- 更新の一覧から該当する Service Pack を選択し、[アンインストール]をクリックします。
この Service Pack によって更新されるファイル
製品およびインストールの種類に応じ、この Service Pack によって次のファイルが更新されます。
- acad.exe
- acadlt.exe
- AcCamera.arx
- AcDashboard.arx
- AcDataLink.arx
- acdb17.dll
- AcdbMgd.dll
- acDcFrame.arx
- AcDgnIO.dbx
- AcDim.arx
- AcDx.dll
- AcDxUi.dll
- AcEAttedit.arx
- acETransmit.dll
- acgs.dll
- AcGsConfig.arx
- acismobj17.dbx
- AcLauncher.exe
- AcLayer.dll
- AcMgdInternal.dll
- acopm.arx
- AcOpmExt.arx
- AcPEXCtl.arx
- AcProject17.dll
- AcPublish.arx
- AcSceneCOM.dll
- AcSceneUI.arx
- AcSmNav.arx
- AcSmSheetList.arx
- AcStd.arx
- AcTable.arx
- AcTcTools.arx
- AcVBA.arx
- AcViewMgr.arx
- AcVMTools.arx
- AcVpPlace.arx
- AcXrefService.arx
- AdComFolderWatch.dll
- AdImaging.dll
- AdInfoCenter.dll
- AdIntImgServices.dll
- adui17.dll
- anav.dll
- ASMAHL120A.dll
- axdb.dll
- Battman.arx
- direct3d9.hdi
- dswhip.dll
- dwfplot9.hdi
- gdiplot9.hdi
- MC3.dll
- Oce9.hdi
- oletohdi9.dll
- pdfplot9.hdi
- plcfmgr.dll
- prntprog.dll
- senddmp.exe
- ShareMFC.dll
- styleeng.dll
- szb9.hdi
- vl.arx
- vlreac.dll
- whohas.arx
- wopengl9.hdi
- WSCommCntr1.exe
- xesgdi9.hdi
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