Autodesk Architectural Desktop 2007 Service Pack 1 Readme


Autodesk Architectural Desktop 2007 Service Pack 1

この Readme では、Service Pack のインストールと使用に関する最新情報を説明しています。 ご使用の製品に Service Pack をインストールする前に、この Readme 全体をお読みください。 また、この Readme ファイルをハード ディスクに保存し、必要に応じて印刷して内容を確認してください。

この Service Pack を適用できる製品

Service Pack 1 は、次の Autodesk 製品に適用できます。


Service Pack による Autodesk Architectural Desktop 2007 の更新内容

エラー レポート機能によってユーザから詳細な情報が寄せられた結果、次の分野で機能の安定性が改善されました。

Service Pack に関するその他の変更点として、次のような機能の更新があります。

AEC 寸法

吹き出し

天井グリッド

AutoCAD に書き出し

i-drop

干渉

[オブジェクト表示]ダイアログ

パフォーマンス

プロジェクト管理

屋根スラブ

集計表

集計タグ

スラブ

スペース

階段

構造部材

ツール パレット

ゾーン


Service Pack による AutoCAD の更新内容

エラー レポート機能により報告された問題

エラー レポート機能によってユーザから詳細な情報が寄せられた結果、いくつかの問題が解決されました。

一般的な更新

本Service Packには以下の更新が含まれています。

3D ナビゲーション

ユーザ インタフェースのカスタマイズ

寸法記入

外部参照

ハッチング

インターネット

マテリアル

修正

マルチ テキストおよび文字

ネットワーク

パフォーマンス

印刷およびパブリッシュ


注: AutoCAD 2007 製品で印刷スタイル ファイルを作成するとき、スタイル名または説明に ASCII 以外の文字を使用した場合、それらの文字を名前変更して印刷スタイル ファイルを再び保存する必要があります。

セキュリティ

ソリッド モデリング

スタートアップ、保存、開く、閉じる


その他の既知の問題

以下の問題は、Autodesk Architectural Desktop 2007 のオリジナル リリースで発見されたものであり、この Service Pack では修正されていません。

プロジェクト管理
ビュー参照が構成され図面ツールがアクティブな場合、[プロジェクト ナビゲータ]にビューとして保存された図面はクラッシュすることがあります。これを避けるには、現在の図面からビューを作成する前にツールがアクティブになっていないことを確認してください。

コンテンツ ブラウザ
Internet Explorer (KB918899)について、Microsoft の累積的なセキュリティの更新をインストールした後左パネル内のフライアウトにアクセスすると、コンテンツ ブラウザがクラッシュすることがあります。 この問題は、Internet Explorer に対して新しい更新をインストールすることで解消できます。

スペース
Autodesk Architectural Desktop 2007 Service Pack 1 では、スペース スタイル内に負の境界オフセット値のサポートが追加されました。 Service Pack 1 が適用されていない Autodesk Architectural Desktop 2007 で、負の境界オフセット値によるスペース スタイルを含む図面を開き、負の境界オフセット値のあるスペース スタイルを選択すると、負の値がサポートされていないことを示すエラー メッセージが表示されます。 このダイアログを閉じるには[OK]を押してください。

集計表
グラフィックス プロパティ定義を使用して集計表に含まれるイメージは、ファイル形式で[分解されている AEC オブジェクトを含む]オプションが使用されている場合、e-トランスミットの結果に取り込まれません。 この問題を回避するには、[AutoCAD に書き出し]コマンドを使用して、すべての AEC オブジェクトが分解される図面を生成し、最初の図面ではなくこの図面を e-トランスミットしてください。

外部参照を介した干渉
外部参照の干渉を使用している場合に正しい干渉結果を確認するには、外部干渉がロード解除されているときに図面を閉じて、再び開く必要があります。

「GPO パッチ済み」をオンにしてパッチを適用した配置イメージを作成する
パッチを適用した GPO 配置イメージを作成する場合、問題が発生することがあります。 原因となるマシンの設定については、まだ特定されていません。 この問題が発生した場合は、別のマシンから配置イメージを作成するか、クライアントのワークステーションに対して個別にパッチを適用してください。


Service Pack のインストールに関する問題

この Service Pack には、「カット & ペーストと保存の問題修正パッチ」「ビッグフォントのテキスト幅修正パッチ」が含まれています。別途インストールする必要はありません。

また、この Service Pack には、「マルチテキストの最初にある全角スペースの文字幅修正パッチ」「SAMreport-Lite アップデート」は含まれていません。必要に応じて、別途インストールしてください。

Service Pack を適用する前に、CUI、MNR、MNL のあらゆるカスタム ファイルについてバックアップを作成します。

Service Pack のインストール中に、オリジナルのインストール CD またはネットワーク イメージが必要になる場合があります。 パッチを実行する場合は、必ずオリジナルのインストレーション メディアをお手元にご用意ください。

Service Pack を正しく適用するには、管理者権限が必要です。 管理者権限を持たないユーザがインストールしようとすると、エラー メッセージが表示され、インストール プロセスは中止されます。

この Service Pack は、一度適用すると自動アンインストールによって削除することはできません。 Service Pack を適用する前の状態に戻すには、Autodesk Architectural Desktop 2007 を一度アンインストールしてもう一度インストールする必要があります。

この Service Pack を Autodesk Architectural Desktop 2007 が既にインストールされているクライアントに展開するために、グループ ポリシー オブジェクトを作成することはできません。 この Service Pack はコンピュータの管理者によって各コンピュータに直接適用される必要があります。


スタンドアロン環境に Service Pack を適用する

  1. Service Pack をダウンロードします。
  2. 要求された場合は、Autodesk Architectural Desktop 2007 CD 1 を CD ドライブに挿入します。
  3. Service Pack を保存したフォルダに移動します。
  4. 実行(EXE)ファイルをダブルクリックして、Service Pack をインストールします。


パッチ リストを使用してローカル ネットワークから Service Pack を適用する

コミュニケーションセンターを使用してローカル ネットワーク上のコンピュータにこの Service Pack を適用するには、次の手順に従います。

ローカル パッチ リストを使用してコミュニケーション センターから Service Pack を適用するには

  1. Autodesk Architectural Desktop 2007 CD 1 をローカル コンピュータの CD ドライブに挿入します。
  2. オートデスクの Web サイトから、ローカル サーバに Service Pack をダウンロードします。

注: ダウンロード先のサーバに、Service Pack を適用するすべてのユーザがアクセスできることを確認してください。

  1. Windows の[スタート]メニューから、[ファイル名を指定して実行]を選択します。 次の構文を使用してデータを入力し、[OK]をクリックします。
    ¥¥<ローカル サーバ名>¥<パッチ名> /p <パッチ リストの場所の名前>¥<パッチ リスト名>

例:
C:\ ADT2007sp1SWL.exe /p c:\patchlist.txt

パッチ リスト ファイルのコンテンツは、次のようになります。
*****
ProductCode={5783F2D7-5004-0409-0002-0060B0CE6BBA}
ProductVersionCandidate=5.0.272.0
PatchTitle=Autodesk Architectural Desktop 2007 Service Pack 1
PatchGUID={848828FD-F9AD-4DF0-A73B-5E6914D38463}
PatchFileLocation=\\\\your_server_name\\your_share_name\\subfolders\\patch_name.exe or ftp://your_server_name/your_share_name/your_path/patch_name.exe
PatchSize=16498896
PatchDesc=This Service Pack updates Autodesk Architectural Desktop 2007. The use of this software is subject to the terms and conditions contained in the software license agreement that accompanied Autodesk Architectural Desktop 2007. YOUR USE OF THE SOFTWARE INDICATES YOUR ASSENT TO BE BOUND BY THE TERMS AND CONDITIONS OF SUCH LICENSE AGREEMENT. COPYING OR USE OF THIS SOFTWARE OR ITS DOCUMENTATION EXCEPT AS PERMITTED BY THE SOFTWARE LICENSE AGREEMENT IS UNAUTHORIZED AND IS COPYRIGHT INFRINGEMENT UNDER THE LAWS OF YOUR COUNTRY. IF YOU COPY OR USE THIS SOFTWARE OR ITS DOCUMENTATION WITHOUT PERMISSION OF AUTODESK, YOU ARE VIOLATING THE LAW. YOU MAY BE LIABLE TO AUTODESK FOR DAMAGES, AND YOU MAY BE SUBJECT TO CRIMINAL PENALTIES. PatchDescLocation=\\\\your_server_name\\your_share_name\\subfolders\readme_name.html or ftp://your_server_name/your_share_name/your_path/readme_name.html

注: パッチ リスト ファイルがこの場所に既に存在する場合は、新しいパッチ リストの情報が既存ファイルの末尾に追加されます。 既存のファイルは上書きされません。

  1. パッチ リスト ファイルを開きます。 複数のパッチ リストがある場合、リストはアスタリスク(*****)で区切られています。
  2. パッチ リストの 5 行目(PatchFileLocation)の値を、元の値から次の値のいずれかに変更します。

    • Service Pack にファイル サーバを介してアクセスできるようにするには、次のように入力します。
      PatchFileLocation=¥¥¥¥<サーバ名>¥¥<共有名>¥¥<サブフォルダ>¥¥<パッチ名>.exe

    • Service Pack に FTP サーバを介してアクセスできるようにするには、次のように入力します。
      ftp://<サーバ名>/<共有名>/<パス>/<パッチ名>.exe

  1. パッチ リストの最後の行目(PatchFileLocation)の値を、元の値から次の値のいずれかに変更します。

    • Readme にファイル サーバを介してアクセスできるようにするには、次のように入力します。
      PatchDescLocation=¥¥¥¥<サーバ名>¥¥<共有名>¥¥<サブフォルダ>¥¥<Readme ファイル名>.html

    • Readme に FTP サーバを介してアクセスできるようにするには、次のように入力します。
      ftp://<サーバ名>/<共有名>/<パス>/<Readme ファイル名>.html

  1. パッチ リスト ファイルを保存して閉じます。
  2. Windows の[スタート]メニューから、[ファイル名を指定して実行]を選択します。 次のデータを入力して、[OK]をクリックします。
    <CD-ROM ドライブ名>:¥Install¥Support¥CADManagerControl

  1. CMControl.exe をダブルクリックします。
  2. CAD マネージャ ユーティリティで、 製品リストから Autodesk Architectural Desktop 2007 を選択し、[OK]をクリックします。
  3. CAD マネージャ ユーティリティの[コミュニケーション センター]タブで、次の操作を実行します。

    • [Live Update の環境設定]リストで、[ローカル パッチリストを使用してアクセス]を選択します。

    • [ローカル パッチ リストの場所]ボックスに、手順 5 で入力したのと同じローカル パッチ リストの場所を入力します。

    • [適用]をクリックしてこれらの設定をシステムに保存します。

  1. CAD マネージャ ユーティリティの下部にあるドロップ ダウン リストで、[.reg レジストリ ファイルを作成]を選択します。 次に、[OK]をクリックします。
  2. [名前を付けて保存]ボックスで、ファイルを自分のシステムに保存します。 この場所をメモしておいてください。

    これで、各ユーザがレジストリ ファイルを使用できるようになりました。 任意の方法で、ファイルをユーザに配布して実行してください。

    注: Service Pack は、Autodesk Architectural Desktop 2007 が実行されている各ワークステーションで実行する必要があります。


Service Pack を Autodesk Architectural Desktop 2007 ネットワーク管理イメージに適用する

以下で説明する AutoCAD 2007 Service Pack 1 の 2 つの配布方法は、Autodesk Architectural Desktop 2007 ネットワーク インストレーション ウィザードで作成された管理イメージにのみ適用されます。 これらの手順を完了すると、Autodesk Architectural Desktop 2007 の新しい配置に Service Pack が自動的に適用されます。

注: 元の配置イメージをインストールしたクライアントは、その配置にパッチを適用する前に Service Pack をインストールする必要があります 。 管理イメージにパッチを適用した後にクライアントでパッチをインストールすることはできません。この Service Pack を管理イメージに追加する前に、既にインストールされているクライアントをすべて更新することができない場合は、使用する Service Pack で別の管理イメージを作成することをお勧めします。

注: 次の 2 つの手順では、ダウンロードしたパッチ(Service Pack)ファイルに MSP (Microsoft Patch)ファイルが含まれています。このファイルは、実行ファイルから /e (extract)スイッチを使用して抽出する必要があります。構文については手順 2 を参照してください。

Autodesk Architectural Desktop 2007 の Service Pack 1 を新しい Autodesk Architectural Desktop 2007 管理イメージに追加する

  1. オートデスクの Web サイトから、Service Pack をダウンロードします。
  2. Windows の[スタート]メニューから、[ファイル名を指定して実行]を選択します。 次の構文を使用してデータを入力し、[OK]をクリックします。
    <ローカル ドライブ:>¥<パッチ名> /e <ローカル ドライブ:>¥<パッチ名>.msp

  1. ネットワーク インストレーション ウィザードがインストールされているコンピュータで、Widnows の[スタート]メニューから、[Autodesk]、[ネットワーク インストレーション ウィザード]を順にクリックします。
  2. ネットワーク インストレーション ウィザードの[ようこそ]ページで、[管理イメージを作成]を選択して[次へ]をクリックします。
  3. [管理イメージを作成]ページの[MSI ファイルを選択]ボックスで、ADT.msi への パスを入力します。この MSI ファイルは、管理イメージのベースとして使用されます。 このファイルは、製品 CD-ROM の CD:¥Install¥ADT.msi にあります。
  4. [管理イメージの場所]に、管理イメージを作成する既存のネットワーク共有フォルダを入力するか、[...](参照)をクリックして場所を検索します。 各ユーザはこの場所から Autodesk Architectural Desktop 2007 をインストールします。
  5. [このイメージにパッチ(Service Pack)を適用]オプションを選択します。
  6. [パッチを選択]ボックスにパッチの場所を入力します(手順 2 で入力した場所。ファイル拡張子「 .msp」まで入力してください)。 MSP ファイルの場所は、[...](参照)をクリックして指定することもできます。
  7. [次へ]をクリックし、ネットワーク インストレーション ウィザードに表示される指示に従って Service Pack の配置を完了します。

Autodesk Architectural Desktop 2007 の Service Pack 1 を既存の Autodesk Architectural Desktop 2007 管理イメージに追加する

  1. オートデスクの Web サイトから、ローカル コンピュータに Service Pack をダウンロードします。
  2. Windows の[スタート]メニューから、[ファイル名を指定して実行]を選択します。 次のデータを入力して、[OK]をクリックします。
    <ローカル ドライブ:>¥<パッチ名> /e <ローカル ドライブ:>¥<パッチ名>.msp

  1. ネットワーク インストレーション ウィザードがインストールされているコンピュータで、Widnows の[スタート]メニューから、[Autodesk]、[ネットワーク インストレーション ウィザード]を順にクリックします。
  2. ネットワーク インストレーション ウィザードの[ようこそ]ページで、[管理イメージを修正]を選択して[次へ]をクリックします。
  3. [管理イメージを修正]ページの[MSI ファイルを選択]に、修正する管理イメージが含まれる既存のネットワーク共有フォルダから、既存のオートデスク インストーラ ファイル(MSI)を選択します。 各ユーザはこの場所から Autodesk Architectural Desktop 2007 をインストールします。
  4. [このイメージにパッチ(Service Pack)を適用]オプションを選択します。
  5. [パッチを選択]ボックスにパッチの場所を入力します(手順 2 で入力した場所。ファイル拡張子「 .msp」まで入力してください)。 MSP ファイルの場所は、[...](参照)をクリックして指定することもできます。
  6. [次へ]をクリックし、ネットワーク インストレーション ウィザードに表示される指示に従って Service Pack の配置を完了します。


Service Pack によって更新されるファイル

カスタマイズしたファイルは、このパッチの影響を受けません。 ただし、Autodesk Architectural Desktop 2007 により最初にインストールされたファイルの日付より古い日付のファイルを使用している場合、ファイルは置き換えられます。 たとえば、Autodesk Architectural Desktop 2006 のインストレーションから acad.pgp をコピーしていた場合、ファイルの更新日が Autodesk Architectural Desktop 2007 のリリース前の日付になるため置き換えらます。 これを避けるには、カスタマイズしたファイルを再び保存します。ファイルの更新日が新しくなるため、更新を防ぐことができます。

注: 最初のインストール後に削除(または移動)されたファイルはすべて、このパッチで復元されます。

インストール フォルダ

インストール フォルダ¥Help

インストール フォルダ¥UserDataCache


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